がいとう


車が通らない高速道路。

人が歩かない夜の道。

街灯はいつもと変わらず

何事もなく佇む。



なにを照らしているのだろう。

暗いニュースばかりの世の中で

その光は

なにが照らせるのだろう。



いつもと違い、とても静かな

道。

街。

夜。



そうかと気づく。

いつも通りにするために

誰も通らない道を

いつもと変わらず照らしているのか。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る