第2話 そんな事あるのか……?
まさか、振ってしまうなんて、悠……
「葵〜元気ないじゃんどうしたの?」
私……そんなふうに見えてたの?
美希は悪い子じゃないし話してもいいけど
やっぱ話しにくいな……
「美希…実は……」
美希は信用できるし、しっかり話そう!
「なるほどね〜いきなりすぎて無理と言ってしまったと」
「うん……やっぱ私嫌われたかな……?」
もし、嫌われてたらどうしよう、なんで、なんで私、無理なんて言ったんだろう……
「どうだろうね、まだ嫌われてないんじゃない?」
「まだ?」
「うん、まだ。振られたからってすぐに嫌いになる人なんていないでしょ」
「そうだよね、まだ大丈夫だよね」
良かった、でもこれからどうしよう。即答だったから話しにくいな。でも、悠なら普通に話してくれるよね、きっと。
「まぁ葵ももう少し頑張ってみなって!」
「うん、そうするよ。美希、ありがと!」
「いえいえ〜じゃあ頑張ってね!」
「うん!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「なぁ拓?」
「なんだ?」
「即答って事は俺、すごく嫌われてたのかな」
そんな事あってほしくない、でもあそこまで早いとそうしか思えない。
「さぁ、どうだろうな。俺には分からない」
「え〜イケメンなのに分からないの〜」
「イケメンはなんでも分かると思うな!」
「冗談だってw」
そろそろ本題に入ろう
「それで、まず俺はどこから変えればいい?」
「そうだな……まずは、そこ髪型だ!」
「なるほど、でもどんな髪型がいいんだ?」
「お前は……今日の帰り俺の家に来い」
「なんでだ?」
「いいから!来たら分かるって」
「わ、わかった、じゃあ放課後な」
「おう」
でも、なんで拓の家なんだ……まさか、あいつが俺の髪を切るとか……さすがに無いなwまぁ放課後まで大人しくしてよう。
「悠……」
っ!葵!なんでだ、さすがに話さなくなるだろうと思ってたのに
「な、なに?」
「お昼……一緒に食べない?」
なんだ、なんでこんなに控えめなんだ?なにか考えたでもあるのか?葵とご飯……食べたくない訳じゃない、でも……イケメンになるまでは、まだ接触は控えておこう
「ごめん、俺友達と食べるから」
「友達居ないのに?」
なんでピンポイントでそこを指摘してくるんだよぉぉおおぉおぉぉおおおぉぉおぉお
居ないよ!でも少しは察してくれよぉぉおぉおおぉ
「とにかく!今日はごめん」
「わかった、また明日ね!」
アシタ?……
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