第628話 女の神からの提案

おっさんもう別に姿を隠す必要ないなと感じたので、徐々に隠蔽等のスキルの効果をやわらげたよ。

いきなり現れたら驚くだろうしね。


そして・・・・じっと注意深くあの女の神を見てるんだけどね・・・・

そこまで彼女が魅力的なのか?

あー何か違和感があるんだよね。


それが何か中々わからない・・・・

なんだろうな?

そして、ひたすらエロい。

そう、そんなに服がエロい訳じゃないんだけど、もうその存在そのものがエロい?


そして、唐突に気が付いたんだよね・・・・あれスキルだな、と。

しかも本人?神?は気が付いてないみたいだけど、魅了のスキルを常時無意識に展開しちゃってるねあれ。

しかも見事に口田さんもその魅了の虜になってる・・・・

さらに言えば、これきっと男性限定だな。口田さんの奥さん方は全く魅了されてる感じには見えない・・・・


あ・・・・口田さんは奥さん方の前、何とか留まってるけど、きっと女性が周りにいなかったら抱きしめてるぞ?


そう思っていると、その女の神が何やらとんでもない事を言いだしたぞ?


「口田士門、私と取引をなさい。私と子作りをすれば、その2人の絆は何とかしましょう。」



・・・・旦那がいる女から、子作りせがまれた?どんな展開それ?


「なあ、俺聞き間違えたのか?あんた俺と子作りしろと言ったのか?何で妻の目の前でそんな事を言うんだ?」


まあそうだよね。おっさんならその場できっと押し倒しちゃう・・・・それとここおっさんの館なの気が付いてるのかな・・・・


「力のある者の子を求めるのは、当然でしょう。」


・・・・神の世界でもそうなのかな?こちらの女性は皆おっさんにそう言って求めてくるんだよね・・・・まあ来る者拒まず、なんだけどね・・・・ただ、それにも限度があるから、ある程度選ばせてもらってるけど。


「なんで旦那がいる女を抱かないといけないんだ。」


あ・・・・口田さんの・・・・召喚された奥さん方の目線が厳しい・・・・なので口田さんはそう言うよねえ・・・・


「そう思うのはそちらの勝手。さあどうしますか?私を抱けば、その2人の、女勇者と女魔王としての縛りから解放してあげると言っているのですよ?」


・・・・他の神が作った仕組みを、この女の神は解決できるのかな?だとしたらやはり油断のならない神だねえ。


「士門さん、これ以上妻が増えるのは・・・・しかも人妻?」


世津さんだっけ?女勇者さん。これ以上妻を増やすなと口田さんに言ってたの?たぶん無理だよと言ってあげたい。彼もその内もっと上の貴族になるだろうし、そうなると今度は国からもっと子を作れと言われる。

おっさんがそうだからね。色んな所からもっともっととね・・・・

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