第625話 珠について調べた事を説明する

おっさん、口田さんと話をしてたんだけど、別の所でデアとシビルさんが、中々激しい話をしているみたい。


おっさんはいいけど、口田さんの奥さんもいるからね、周りに被害が出なかったらいいのだけど・・・・


そう言えば口田さんの隣には精霊?がずっといるねえ。


「何かあったら知らせてあげるよ?」


まあこっちも精霊がいるからいいんだけど・・・・

ええと確か前もこの精霊居たよね・・・・


「ああ、確か一度会ってたよね、5年ぐらい前?君は確か・・・・精霊かい?凄いね。」

何かナチュラルに顕在化してるね。


「そう?そういうあなたも大概凄い存在に見えるけど?」


ふうん・・・・このロンダーヴと言ったっけ?よく見てるねえ。

まあいいや、珠に関して少し伝えようか・・・・

おっさん珠を調べた事などをね、伝え始めたんだけど・・・・


「そうかい?まあ否定はしないでおくよ?ああ、そうそう、僕もね、珠を調べたりはしたんだけどね、僕のレベルをもってしても分からなかったよ。珠の作り方はまあ置いといて、所謂アーティファクト、さらに言うならオーパーツと呼ばれるものだね、この珠の存在は。」


そこまで言うと、ロンダーヴさん?が何か変化を感じ取ったようで・・・・

おっさんの方も精霊さんが

【何か変!空間に揺らぎが出たよ!】


と警告を・・・・あ、来たかなこれは。


「あのさ、何かこっちにやってくる感じがするけど?」

さすがだね、というか精霊が分かり易い変化なのだろうか?


「何かって何だ?」


口田さんがロンダーヴさんに聞いてるね。


「ああ、多分来るんだよ、神が。」


まあ一度会ってもらおう・・・・どうなるか知らんけど。


だけど口田さんは何か隠し玉があるようですね・・・・

一寸こちらも便乗しましょうか?それとも止めるめる?少しは釘を刺した方がいいかな?短絡的な判断はまずいからね・・・・



「駄目だよ?今は大人しくしていてほしいかな?僕にも思うところはあるんだけどね、まだ情報が少なくって。」


口田さんは黙っておっさんを見るけどね・・・・

あ、やっぱりか・・・・珠が光ってるね・・・・よく分からないけど、この珠から何かが発してるんだろうね。

その何かを感じちゃって来るのだろうけど・・・・

眩しくなったので、口田さん達は目を守ってるね。


案の定、例の3柱がやって来たよ。


「知らぬ顔が何体かおるようだが・・・・お、その珠早く渡せ。」


相変わらずせっかちな爺さんだな・・・・

まあ今は情報が欲しいですから、大人しくしますけどね。

なのでおっさん先程出来上がった珠を何も言わず渡したよ。


「もっと作れんのか?」


一体いつも何に使ってるんだろう・・・・


「作り方が作り方だ。仕方ないんじゃないか?」


もっと効率よく出来たらいいんだけどね・・・・それに何に使ってるか分かれば、増産も視野にね・・・・

「まあよい・・・・しかし、女神は何処をほっついておるのじゃ?あ?よく見れば女勇者と女魔王ではないか!何故戦わぬ?」


あ、口田さんが怒ったぞ?


そりゃああんな言い方たされたらね・・・・


「あんたが何者とかどうでもいい。だがな、女勇者と女魔王、そうあんたらが呼ぶ人達は、2人共俺の妻なんだ。」



「何?よりにもよって2人共妻としておるのか?信じられぬ!」


・・・・空気の読めないじじいどもだな・・・・


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