第566話 クルーザーで出発したよ!

おっさん広い場所でクルーザーを出して・・・・


「おや、マスター、これは魔道具ですね、自ら操縦するのでしょうか?」

「え・当然だよ?誰かほかに操縦してくれるのかい?」


動力は魔石・・・・ドラゴンのね。

なので、エネルギー切れの心配は・・・・多分ない。

だけど、操縦となるとね・・・・誰かがしないと。

うーん・・・・秘書さんに指摘されたけど、今後は誰かに任せないと?

「そう言う事でしたら、精霊が一体このくるーざーですか?ここに入ってもらえれば、後はその精霊が勝手しますよ?」


あれ?精霊が常駐しちゃうと、仕舞えないんじゃ?

「なあ・・・・ここに精霊が入っちゃうと、おっさんの収納カバンの中に入らないのじゃない?」

すると秘書さん驚いた表情と共に・・・・

「そうでしたわ。私としたことが・・・・あ、でもですね、マスターのスキルをもってすれば、収納カバンを改造できますから改造しちゃえばいいんですよ。」

・・・・なんだそりゃ?


そういえばおっさん、このカバンの中がどういった空間とか知らないんだよな?

もしかして、あ空間とか異空間とか、そんなの?


で、精霊が住めるようにすればいい?

うーん・・・・やってみるか・・・・


まあその前に、クルーザー精霊達も操縦できるよな?

「お任せください!」


自信満々の秘書さんだった・・・・


・・・・

・・・

・・


行先も知ってるようだし、操縦は任せ、おっさんクルーザーの一室で収納カバンの魔改造を施してる真っ最中。

そんな行動に興味津々なのか、ウェンディと3人の娘・・・・・女性・・・・妻?も同席してね。

「うわ・・・・そんな事してんの?コジローってやっぱりとんでもない事してるよね?」

ウェンディが半ば呆れた口調でそう言ってくるんだけど・・・・

何かおかしかった?

おっさんいつものようにアイテム作る感覚なんだけど?


そして4人が4人とも、おっさんの行動を見よう見まねで何かしようとするけど・・・・スキルが無いと無理だと思うぞ?


で・・・・何だかんだでできた・・・・と思う?

”収納カバン(精霊)”

と出た。

え?何でカバンも精霊?


そして気が付けば、秘書さんがいた。え?操縦は?


「同僚がこのくるーざーに興味を示しましたので、お任せしましたの。あ、行先は知っていますからご安心を。」


・・・・いいのかこんなので。こうもっと、契約とか無いのか?

そう思ったんだけどね・・・・

「もっと深いつながりですから。」


え?なにそれ?


怖いからこれ以上は聞けなかった・・・・


・・・・

・・・

・・


数時間のクルーザーでの旅はあっという間に終わっちゃったよ。

「マスター、到着ですわ。」


そう言われ、どこかに着地したみたいで、早速降りる。


するると・・・・目の前にひげももじゃのずんぐりしたおっさんがいた。


「何じゃてめえらは!俺達の土地に勝手に来やがって!帰れ!」


・・・・いきなり帰れと言われちゃたよ・・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る