第549話 剣が無くなってるぞ?

「ちょっとみんな集まってくれ!」


今この場にいるカトリーン、そしてウェンディとウルリーカ、ベーダ、フレドリカ。


おっさん合わせて6人。


皆おっさんの所に・・・・あ、カトリーンはもう片付けしてくれちゃってね、すまんねえ・・・・


「主よどうしたのじゃ?」


カトリーンが聞いてくれるんだけど・・・・


「カトリーン、4人がさ、身体に剣が刺さっちゃってたの見てた?」


「いや、済まぬが吹き飛ばされて倒れておったからのう・・・・見ておらぬのじゃ。」


「それは悪かったよ。何時もカトリーンには苦労かけさせちゃってるね。」


「それは気にするでない。」


「そう?だけどね・・・・今度何か埋め合わせをしよう!そうしよう!カトリーンは何か希望はある?」


この時おっさん、軽い気持ちで言ってしまった事に後悔を・・・・

そう、カトリーンの目が怪しく煌めいたのを見てしまったからだ・・・・


「主よ!まことじゃな!」


「え?ええと・・・・おっさんができる事の範囲で頼むよ?」


そう言ったはいいが、おっさんの妻がああいった目になった時の行動は一つ。


「流石に今すぐとは言わぬのじゃ!今晩・・・・は厳しそうじゃからの、今週中・・・・いや・・・・5日後じゃ!5日後でどうじゃ?」


何が5日後かは分からないが・・・・いや分るけど・・・・

「考えとくよ・・・・」


「そろそろ二人目が欲しかったのじゃ!ちょうどいいタイミングなのじゃ!4日後に排卵なのじゃ!妾らの周期は人と違うゆえ、これは僥倖!期待しておるぞえ。それとも、1週間愛してくれるのかの?」


・・・・カトリーンと一週間・・・・

凄い誘惑なんだけど、1週間・・・・朝が大変だ・・・・

「カ・・・・カトリーンの考えはわかったよ・・・・なるべく希望に沿うようにしよう。それより、今は、ウェンディ達の事だ。ウェンディ、どうなんだ?」

「え?そうね・・・・私もそろそろ次の子が欲しいかな?」


「え?」

「え?って・・・・え?」

「ウェンディ・・・・ちょっと前にダンジョンで・・・・沢山したよね?今はその話じゃないよ?」

「ええ?だって今カトリーンと子作りの話してたじゃない!」

・・・・皆さん大丈夫なんですか?


「あの・・・・今気にているのは、剣の事だよ?さっきまで4人、剣持ってたじゃないか!あれ、どこ行ったんだ?持ってたと言うか刺さってた?」

おっさんがやっと指摘したんだけど・・・・ここで4人が

「「「「あっ!」」」」


と声を揃えて驚いてたよ。


「そ・・・・そう言えばどこ行ったんだろ?」


突然狼狽えるウェンディ。

そしてカトリーンから更なる指摘が。

「主よ!あのちっこい精霊様はどうしたのじゃ?」

え?

・・・・・・・あれ?剣の事ばかり気にしてたから気が付かなかったよ。

「そう言えばそうだな?どこ行った?」


これ飛び散った色んな物の下とかにいるんじゃない?


もし潰れてたりしたら・・・・

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