第519話 中の虫さんは・・・・いらない、繭だけなんだよね・・・・
あーこれ確か繭を使うんだよね。
という事は、目の前の虫さんには用がない・・・・
見ると、いろんな状態の虫さんがいた。
あ、明らかに繭が完成してるのもいる。
おっさんよくわからないんだけど・・・・繭の中身、生かしたまま取り出すのは、繭自体に色んな不具合が出るから、しないんだったような。
つまりはまあ・・・・お湯をぶっかける?
それで中のさなぎさんには死んでもらうとか。
うわ・・・・と思うんだけどね、地域によっては確か、そのさなぎを食べるところがあったような。
そのほかは何だっけ?粉にして家畜の餌だったっけ?
確かそんなの。
まあ、繭だけ使って後はポイじゃないから・・・・そのすまん、そういう訳でさなぎさんには悪いけど・・・・
大鍋にお湯を沸かし、そこに・・・・デカい!とにかく繭もデカいんだよ。
やっぱりおっさんの頭よりでかい。
なので鍋も特殊な業務用の?
そこに放り込んで、死んだら・・・・一応繭を割って、確認したりしてね。
まあ、おっさん蚕の繭から糸を紡ぐなんてした事ないから、これは工房でやってもらおう。
なので死んださなぎ入りの繭をどんどんかばんに入れてもらったよ。
あ、勿論色んな人にやってもらったよ。
何せ絹の元だからね。
どうやら工房でもそういった場所を設けて、シルクの糸を生産してくれる部門があるようで・・・・おっさんまかせっきりだから殆ど知らないんだよね。
まあ・・・・ここは慣れた人が来たようだよ。
熱湯を扱うからか、男性が来た。
ああ・・・・この際だから、採取持ちの女性といい関係になってもらう?
え?採取持ちの女性の目的はそうじゃない?だよね・・・・
え?おっさんが目的?マジっすか・・・・
まあそんなアホなことを考えつつ、このあたりの繭がなくなるまでやってもらったよ。で、おっさんは次の階層へ。
98層・・・・その前がヒヒイロカネだったから、何だろうと思ったら・・・・
宝石の原石がわんさか出土?というの?そこらじゅうの壁がきらめいてるんだよ。
おっさん試しに一か所削ってみたら・・・・
何だか赤っぽい塊が入っていてね。
鑑定すると、”レッドダイヤモンドの原石”と出たよ。
え?マジ?
これおっさんの握りこぶしぐらいの大きさがあるよ?
しかもなんだか爪ぐらいの大きさのダイヤモンドも一緒に入ってたっぽいし。
え?こんなのすごいじゃないか!
で、3人の娘さんにも採取を、採掘かな?やってもらうんだけど・・・・
おお!すげえな!青や黄色の何やら、緑もあるね。
宝石の原石が出る出る!
だけど、カットの機械とかないしね・・・・どうしたらいいんだ?
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