第515話 93層、遂にヒヒイロカネをゲットする!

おっさんが次の階層、92層へ向かうと・・・・


戦えるものは、マグロと戦っていた・・・・


本マグロか?デカいぞ?もうね、何というか・・・・釣りでは無理な大きさだね。


5メートル以上あるぞ?全長だけで。


それに凄い速さで突っ込んでくるから、剣で攻撃しようにも、弾かれてるな・・・・


弾かれているというか、流されているというか・・・・


槍で・・・・銛があればいいんだろうけど、そんなの誰も用意してないよね?

おっさんも用意してないよ?

何せ収納カバンあるけど、あるから荷物はあらかじめ多めに用意しても問題ないけど、想定外?


まあ、魔法で仕留めるしかないよね?


おっさん、カバンの中から適当な石を探し当て、投げる。

投擲のスキルがあるからね、しかもレベルは相当高いはず・・・・


当たれば、大ダメージ必死。

しかもレベルが高いから、ほぼ百発百中。


相手が余程知恵のある生き物で、意図的に避けようとしない限りは、先ず当たるんだよね。

で、でっかいマグロは・・・・地面に落下。


皇帝がすかさず剣でとどめを刺してたよ・・・・


しかし、危ないなここ。

油断していると、背後から猛スピードでマグロがやって来る。

まあ、ある程度回遊しているルートがあるっぽいから、見定めればさほどでもないけどね。


暫くして、下層へ向かうルート上のマグロはすべて仕留め、次の階層へ。


あ、ドロップはね、マグロのブロック?と言うのかな?それがドロップするんだよ。

一応鑑定すると、刺身(生)で食する事が可能。


と出ていた。

おお!凄いな!


あ、その気になれば他の刺身の魚も捕れたらしいけど、刺身を食べる習慣が無い異世界の人々は、その良さを、価値が分からないからね、さっさと行っちゃったよ。


仕方ないな・・・・


で、問題の93層・・・・

ヒヒイロカネという鉱物?が。

皇帝が気絶しそうだったよ。


「まさか・・・その前にアダマンタインが、更にはオリハルコンがあったから、もしやとは思ってたんだ。すげえ・・・おいシラカワ、これ採掘して、地上へ戻れば、何か打ってくれ!」


・・・・えらい真剣に言うな。


「今使ってるのじゃ駄目なんか?それもおっさんのスキル駆使して打った奴だぞ?」


おっさん随分前に打ったとはいえ、それ以上のものが打てるとは思えなくてね。

「・・・・こいつはミスリルベースだろう?ここにあるヒヒイロカネや、アダマンタインを使ってねえ。今なら素材の選択肢が多いからな。もっとすげえの打てるんじゃねえ?と思ったんだよ。」


・・・そうなのかあ?

まあ・・・・ヒヒイロカネをゲットしてからだな。


おっさん3人の娘さんに早速採掘してもらったよ。

あ、勿論おっさんもだよ?

大量のヒヒイロカネをゲット。これ相当貴重な鉱物らしいけど、いいのか?


小指の先ほどの欠片でも、日本円で億とかするらしいんだよね、皇帝の話だと。


で・・・・おっさん、ゲットしたヒヒイロカネを手に取ると・・・・

なんだか不思議な気分になってね。

今は何もできないから、カバンに仕舞ったけど・・・・


何だろうな、今の感覚って?


こうして次の階層へ向かう一行だった・・・・

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