第501話 3人の娘さんの才能?

何か、ウェンディとカトリーンの・・・・盛大な溜息が聞こえた気がするけど、

先に進む事にしたよ。


何故か3人、おっさんについてくると言うので、まあ、魔物が出現しない間ならと思い、一緒に来てもらったよ。


万が一の時は、ウェンディとカトリーンが守ってくれるだろう?


ベリーの階層はスルー・・・・


で、83層・・・・確か金があるんだよな?


おっさん適当に壁を見ていると・・・・

「あの、シラカワ様?これなんでしょう?」


「こちらもです!」


「ここも見て下さい!」


・・・・おっさん、短剣を3振り取り出し、渡したよ。

「この短剣なら、この壁もサクッと掘れるんだ。一度見本を見せるから、やってみて?」


おっさん適当に岩を削っていく。

魔法でもいいけど、流石に魔法は簡単に覚える事ができないだろうから、道具で岩を削るやり方を見せてるんだ。あ、他の人がどうやってるかは・・・・知らないよ?


流石に自分で打っただけあって、サクッと岩に入っていく。

力が無くても、バターを切るみたいに切れるんだよ。

で・・・・ドゴッツ!


凄く重い音と共に岩が落ちた・・・って金の塊?

さっきの娘さんに教えて貰った場所、すげえ!


「うわ・・・・重そうですね?」


「ああ・・・多分金の塊・・・・重い・・・・」


僅か10センチ四方ぐらいなんだけどね・・・・20キロはある。


「じゃあ、君達がこれと思った場所で、やってみて?」


おっさん早速やってもらう事に。

すると・・・・このナイフ凄いですね!こんな固い岩にするっと入っちゃいました!」そう言いながら切れ込みを入れていく3人。


あ、このままだと岩が採掘できないからね、三角形みたいに切れ込み入れてるんだよ。

そうすると、最後は切れ込み同士が最後に交わり、掘る事ができる。


「あ、落下しそうになったら、そのまま落とすんだよ?重いから、足に落ちたら骨折じゃすまないからね!」


「「「はい!」」」


うん、いい返事だ・・・・


見るとそろそろ3人とも行けそう・・・・


「グラグラしてきました・・・・ってキャ!」

ドゴッツ!

落下する岩。

「うぅ・・・・おっもっいっでっす・・・・」


「どれどれ・・・ってううぉ!何じゃじゃこりゃあ!」


3人の娘さんが掘った岩、おっさんが掘ったのより明らかに重い・・・・


この3人、やっぱり才能が?


よし決めた!この際だ!100層までお付き合いしてもらおう!


「ウェンディ、カトリーン!すまないが、この3人の護衛をしてやってくれ!ひょっとしてひょっとするから、最後まで付き合ってもらおうことに今決めた!」


「何じゃ主よひょっとしてとは?また嫁が増えるのかのう?我はどうでもよいのじゃが・・・・」


「ええ・・・・また・・・・?でもいいのかしら?今後関係持っちゃうと、相手年取らない・・・・わよ?」

ウェンディが何か指摘してくるが・・・・しかも今まで見た事もない微妙な表情・・・・え?何ですか?


「あ、珠・・・・あれに暫く接していなければ、多分大丈夫・・・・」


「本当に?私あれから・・・・全く老けた感じがしないんだけど?」


ウェンディの突っ込みが・・・・


「いいじゃないか!今のウェンディ、女としても良い感じなんだし!」


「え?そ・・・・そうかしら?そうならいいんだけど・・・・」

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