第482話 デカいゴブリンとか、色々いるが・・・・

55層、ボス部屋・・・・


そう言えば、ダンジョンって、大きく分けて3つの階層になるんだっけ?


最初の方の階層は、初心者から中級者向け。

上層といわれる階層だったかな?


そして中級者から上級者に向いているのが中層。

そして・・・・上級者が挑む・・・・中級者ではきっとたどり着くことができない難易度・・・・

それが下層。


今おっさんがいるのは間違いなく中層。


そして今、ボスと戦ってるんだけど・・・・

まあ、おっさん見てるだけにしてるんだけどさ・・・・


何と言ったらいいのか・・・・

ちょっと皇帝の動きにキレがないというか・・・・


たまに危なっかしいんだよな・・・


一度吹き飛んでたけど、あれってまともに戦って吹き飛ばされてたんか?


てっきり油断してただけ・・・・?

と思ったんだが。


うーん・・・・あいつもっと戦えると思ってたんだが・・・・・このあたりが限界なのか?    


確かにゴブリン、デカかったけどさ・・・・

おっさんが戦った時、そんなに強く感じなかったんだけどね・・・・


まあ、他のメンバーがサポートしつつ、早い目に終わったよ。


そして休憩所で・・・・


皇帝はひっくり返っていたぞ・・・・


おいおい・・・・大丈夫か?

「きついなら、引き返したらどうだ?」


・・・・目をつむっていた皇帝だが・・・・

「・・・・手前バケモンか?俺はもう眠いんだよ!そろそろ一度寝ないか?」


・・・・あれ?そんなに時間経ってたっけ?


そう思ってると・・・・


「かれこれ数日経ってますわ?」


エルヴィーラが教えてくれた・・・


そうだっけ?


どうやらおっさんボッチになった時、皆少し仮眠をとったらしい・・・・


う、すまん・・・・全く気が付かなかった・・・・


「わかった。一度ちゃんと寝よう。それと、寝る時間なら、そう言ってくれてもいいのに?」


おっさんそう言ったけど・・・・


「いやだわ何言ってるんだか。私達何度も言ったけど、聞いてなかったでしょ?」


「ええ?そうなのか?全く気が付かなかったよ・・・・」


そんな馬鹿な!ウェンディがそう教えてくれたけど、気が付かなかった・・・・←夢中になりすぎて気が付いてません・・・・


ああ、せっかくだし?風呂とか入ろうか?

ここ、風呂が2つあるからね、男女別で入ればいいだろ・・・・


そう思ったけど、皇帝はひたすら寝てたよ・・・・


まあ、浄化の魔法使えばいいんだけどさ。


ま、野郎の入浴シーンはどうでもいいだろ?

スルーで・・・・


・・・・

・・・

・・


「ねえ、2人とも前衛よね?何でそんなに綺麗な体なの。しかも30代でしょ?30代には見えないんだけど?」


そういうのはエリザヴェータ。

本当は一番年上・・・・だけど20年ほど年を取らずにいたので、一番若い。

「だってケガしても回復魔法使えば怪我残らないし?そもそもそんな怪我しないよ?」


ウェンディらしい・・・・彼女ほどの実力者なら、攻撃を受ける前に仕留めるか回避するのだろう・・・


「私よりお姉さまの方がおきれいですわ!さすが魔術師。私みたいな筋肉質ではなく、女性らしい丸みのあるそのお体・・・・うらやましいですわ!」


そんな事を言うエルヴィーラだが・・・・確かに彼女は引き締まってはいるが、女性らしい体つきは損なっていない。


3人ともハイスペックなわがままぼでーなのだ・・・・


華やかな女性用のふろ場と違い、男性用は・・・・皆無言だった・・・・ああ、皇帝、何故か風呂で寝てるんだよ・・・・大丈夫か?

まあ、湯船で寝るのって気持ちいいんだけどさ。

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