第480話 51層へ向かう

まあ・・・・気にしない・・・・


「気にしろよ!野郎の尿とか・・・ないだろう!!」


「じゃあ女の尿ならいいのか?」

「・・・・俺はそう言った趣味はねえ!」

「こっちもないよ!」

一部聖水とか言われ需要があるらしいが・・・・おっさんにはわからない世界だ。

さらに・・・・黄金とか言うのがあるようだが・・・・

もう・・・・いくら美女のでも、無理だろ?



脱線したね・・・・



で、51層なんだけど・・・・


ええと、果物?

1層と同じ感じかな?

完全にとは言わないけど、繰り返してるよね、やはり。

ここは一層のとは違う味?


あ・・・・気が付けばまた女性で溢れかえってるじゃないか?

しかも今度は・・・・さっきまでいなかったメンバーもいるよ?

「なあ・・・・あれ全員採取のスキルもちなのか?」

俺は誰となく聞いてみた。

反応してくれたのはウェンディ。

「ええ、どうも誰かが・・・・スキルを広めたらしいのよね?何やらスキルもちが・・・・今回のは採取ね?採取のスキル、そこそこレベルの高い人が、スキル持ってない人と一緒になって、まあ教える?見たいので採取していけば、低レベルながらも採取のスキルが増えるらしいのよ?詳しくはわからないし、本当かどうかわからないけれど。」


・・・何かそのような話を以前、誰からか聞いた気もしないではないが・・・・リューク君だっけ?忘れた・・・・


まあつまり、ギルドでよくある初心者講座、あれだね。スキルもちがスキル持ってないやつに・・・・例えば解体、あれを実践させて、同様にさせればスキルが身につく?みたいな。

但し、スキルもちがいなければ、いつまでたっても覚えられない・・・・それこそ数年がかりで覚えるしかない。それをすっ飛ばすんだから大概だよね?


まあ、そんな感じで、領内の工員として働いている女性・・・・若い娘?が、それこそすごい勢いで採取スキルの所持者が増え・・・・見れば今まさに教えているメンツもいるぞ?

まあいいか?今後の彼女らにとって、役立つんだから。


「このスキルの増え方は、一般的に知られてるのかい?」

おっさんはウェンディに聞いてみた。


「さあ?よく分かってないみたいよ?スキルに関しては疑問の所が多いし?ただね・・・・低レベルのスキルって、さほど役に立たないかも?特に戦闘かな?剣術なんて簡単にレベル4ぐらいになる事ができるわ。だけど、そんなレベルでは、この階層の・・・・次の階層では、全く役立たない。そして・・・・レベルが上がれば上がるほど、次のレベルに上がりにくいわね。これは確かよ?」


・・・・今度じっくりスキルについても考えたいなあ?以前も考えたって?

だって・・・あれから時間が経って、こうして情報も手に入ったしね?


で・・・気が付けば、周りの木々の実は、狩り尽くされていた・・・・


どれだけの人数押し寄せたんだ?

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