第474話 オークのあれが12個・・・・

そして40層ボス部屋

今度こそ・・・・

と思ったら・・・・

「もげろ!」

ウェンディが・・・・ああ!そしてエリザヴェータ女史までが・・・

「オークいやあ!見せないでえ!」


あっという間にボスの討伐完了・・・・


12個の玉を残して・・・・

その内の2つが、違う?

多分一体強いのが居たんだろうな。

おっさんが鑑定する間もなく討伐完了だったから分からないけど。


そして・・・・何故かリューク君が一生懸命にエリザヴェータ女史を慰めている。そういえば、見せないでえとか叫んでたな。

まさかオークのあれを見ちゃったとか?

すまんがあれ・・・・たまにぼろんしてるからな。見たくないけど。

そのたびにウェンディが”もげろ!”って言って、もげる前にオークは死んでしまうけどさ・・・・


一寸股間を思わず確認してしまうよ。


そして休憩所へ。

うーん、毎度思うが何なんだろう、この休憩所って。

元々ダンジョンってどういった理由で造られたんだろう・・・・

どう考えても人工物だよな。

まあ、知った所で、どうにかなるもんじゃあないけどね。


まあ、殆どこの後3層が素材、残りの2層が魔物だから成り立つ?

ま・・・・適度な休憩ができていいんだけどね。しかもよく分からないけど、どうやら安全地帯みたいだし?


で、さすがにこの辺りになると、他の冒険者がいない。

もっと前からあるダンジョンなら、もっと冒険者がいるのかもだが、このダンジョンは、発見されてからまだ日が浅い。

人の出入りが多いのは、大都市の近くにある、発見されてから数百年のダンジョンとか。

もう情報がしっかり行き届いていて、初心者からベテラン、実力者まで、各々の力に応じた攻略が可能で、素材は近くの大都市が購入してくれるし。


このダンジョンの周りも、そう言った発展をしていくのだろうか?

そういう意味では、向こう数百年の土台作りなわけで、しっかり調査をだな・・・・


だが、誰もそんな事は気にしていないっぽい・・・・はあ・・・


すると、誰かに肩をたたかれた。


「まあ、頑張れよシラカワ。影ながら応援・・・はしないけど、冷やかしぐらいはするさ。」


・・・・クィンシーが微妙な事を言う。


「応援ぐらいしろよ!つうかちゃんと報告してくれ!クィンシーが適当な嘘報告するからこんな羽目になってんだから!」


「おおう!すまんすまん・・・ってなかなかあれだな・・・もっと奥か・・・?」


「あ?何が奥なんだ?」


「あ、気にするな・・・・独り言だ・・・」


「そんなんだから、いつまで経っても結婚できないんだよ!」


あ、つい言ってしまった・・・・だが・・・あれえ?前にもそんな事言った気がするけど、どうだっけ?

「そんな面倒なことするかよ!シラカワの神経が信じられんな!結婚なんぞしてみろ!自由に動き回れねえじゃないか!それに、だ。俺の立場で子を作りまくってみろ、後々面倒なんだよ!」


「いいじゃないか!どうせ皇帝は我関せずだろ?」


「兎に角だ!俺はそんな面倒な事はせん!」


「あ!すまんすまん・・・・クィンシーが男好きとは知らなかったよ。」


「ちげえよ!そんな時はなあ!娼館にでも行ってるさ!」


「なんだ、おっさんはてっきり・・・・」



そう言いつつ、おっさんわざとお尻に手を置いて、隠すふりをしたよ。


「誰がそんな糞親父の!死ね!」


今日も平和だなあ・・・・

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