第471話 調査にならない・・・・

ボス部屋には複数の種類が居ました。


ええと、5種類がいた?

見極める前に、全て片付いてたから・・・・


「あー!一寸待って!調査に来てるんだから、何が現れたか調べさせてほしいんだけど・・・・」


すでに手遅れ・・・・


おっさん達、一応、調査に来てるんだよ?って皆わかってる?

分かってないよね・・・・


「ねえリューク、いつもあのおじさん、あんな感じなのかしら?」


おっさんしょぼくれてると・・・・どうやらまだあまり付き合いがないから、エリザヴェータ女史がリュークに多分おっさんの事を聞いてるんだろうな・・・・と聞こえてくる。


「シラカワ公爵って、不思議な人なんだよね。見た目はほら、正直何処にでもいる普通のおじさんだよね?だけど・・・・何かわからないけど魅力があってね、人を引き付ける何かがあるんだよね。だけど威張ってないでしょ?怒鳴り散らす相手ってのも、気を許してる人だけだし・・・・僕が知る限り、君のお兄さん・・・皇帝陛下と、その息子クィンシーだけだよ。」


・・・・そうなのか?おっさん気が付かなかったぞ?そう言えば・・・・ため口で話せる・・・人は他にもいるなあ。だけどそうだな、怒鳴ったりできる奴って、意外と少ない?あれ?おっさん実は友人が少ない?

まじか・・・・


まあそんなのが聞こえてたけど、いじけたおっさんはもう、1人で休憩所に行きましたとも。


そして部屋?何故か綺麗なシーツが・・・・既にベッドメイキングが終わって、使ってないベッドに・・・・誰が用意してるんだ?まあいいか。気にせずふて寝しちゃったよ。


暫らくしたら・・・誰かが来たよ。


「あーあ、どうするのこれ?不貞腐れちゃってるよ?」


ウェンディか?放っといてくれ。

「まあ、流石は旦那さま、可愛い・・・・ですが・・・・ウェンディさん、今・・・・」


エルヴィーラがしゃべってるけど・・・・うん?急に気配が変わったぞ?


「大丈夫、他のメンバーは先に行ったから。今は私達だけよ?」


おっさん何かしてはいけない事をしてしまったようだ・・・・ウェンディまで急に気配が変わった。


おっさん恐る恐る2人を見ると・・・・すでに臨戦態勢。もう野獣の目だ。無論おっさん草食動物。ウェンディとエルヴィーラが肉食動物。


「さあ!イくよ!」


・・・・

・・・

・・


「すっきり♪」


「ちょっと恥ずかしかったですわ。」


・・・・おっさんは布団の上で干物になってしまったよ。


「さ、行くわよ!」


「では私はこちらを、ウェンディさんはあっちを持って下さいね。」


「わかったわ!じゃあ行きましょう!」


何故かそのまま連れ去られちゃったよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る