第430話 砂糖が甘くて吐くとはこういう事なのか
なんだかんだ言って・・・・おっさん今、空気になってる・・・・
何故なら・・・・
この場はリューク君とエリザヴェータ女史の2人だけの世界になってるからだ・・・・
うぐ・・・・ジスラン君が言った、砂糖が甘くて・・・吐く?この意味が分かったよ・・・・
おっさん出直す事にしたよ・・・・・
で、部屋を出ると・・・・
「おいシラカワ!妹が気が付いたって本当か?」
うわ・・・・皇帝がやって来たよ・・・めっさタイミング悪すぎ・・・・
「あ、ああ、どうやら大丈夫らしいが・・・出直した方がいいぞ?」
「あほいえ!今すぐ会ってくるぜ!」
あー行っちゃった・・・・
そして・・・・
「なあシラカワ・・・・俺、盛大に吐きそうだわ・・・・砂糖を。」
そうかあんたもか・・・・
「出直そう・・・・」
皇帝は去って行った・・・・
暫くすると、今度はエルヴィーラが子供と共にやって来た・・・・
「お姉さま!」
正確には叔母らしいが・・・・
「あ、もう暫く後の方が・・・・」
で、暫くして・・・・
「旦那さま・・・・砂糖吐いていいですか?」
エルヴィーラも甘過ぎにリタイヤしたらしい。
「皇帝がまだそこらに居るだろ?孫見せて慰めてやってくれないか?」
「わかりましたわ・・・・」
これで皇帝も暫らくしたら復活するだろう?
・・・・
・・・
・・
・
暫らく間を置いて、エリザヴェータ女史の容態も安定しているようなので、ベッドごと大部屋に移動し、皆で話をする事に。
一足先に、関係者が集まり、話し合いを。
無論リューク君とエリザヴェータ女史の二人は後でだ。
「先ずは妹を救出してくれた事、礼を言うぞ、シラカワ
皇帝がおっさんに礼を言ってくる。うん?今何か変な発音じゃなかったか?
「まあ、何はともあれ生きててよかったよ。」
最悪死んでたからね。
「後は何処まで今までの事を覚えてるか、また長い事ダンジョンにデュラハンとしていた訳だろ?どこまでその影響があるか、だ。」
皇帝がまともな事を言っている・・・・
「お父様、叔母さま・・・歳をとっているようには見えなかったのですが?」
あ、それは思った。
リューク君も本来はもう若くないはずなんだけど・・・・20代前半にしか見えないからね、ひょっとしてとは思ってたんだよ。
「ああ・・・リューク君も年を取ってねえだろ?ありゃあデュラハンとして存在していた間は、年取ってねえんじゃねえのか?」
皇帝も気が付いているようだ。まあおっさん的にもあくまで予想だったんだけどね。
「あれでは私の方が年上ですわ。」
そうなのだ、どう見てもエルヴィーラの方が年上にしか見えないからね。
そんな事を話し合っていると・・・・
当の二人がやって来た。
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