第419話 やっと会えた・・・・ 

おっさんの制止の声を無視し、デュラハン???に不用意に近づくリューク君。


おっさん、少し離れてるから間に合わない・・・・


リューク君は両手を拡げ、デュラハン???を抱くようなしぐさを取るが・・・・


そんな動作、不用意にしちゃあ駄目だ・・・・!


そう思った瞬間、デュラハン???は剣を振りかざし・・・・


ぼてっ・・・・


う・・・・


リューク君は・・・頭が床に落ち・・・・あれ・・・身体は倒れない?そのまま何と!


歩き出し、デュラハン???に抱きついたではないか?

どうなってんだあれ?


注)  おっさんは魔王を討伐した時、リューク君の頭が魔王に切断された時の記憶はありません。スキルのバックアップを取った・・・・正確には蘇生のアイテムですが・・・・製作時点まで記憶が戻ってしまい、それ以降の記憶が抜け落ちてしまうので、魔王を仕留める直前の記憶がないので、知りません・・・・


「エリザヴェータ・・・・僕だよ・・・・リュークだよ・・・・?」


床からリューク君の声が聞こえる?え?マジで?


「いつ見ても違和感しかないのう・・・・相変わらず主もそうじゃが、リューク殿もじゃが・・・・どうなっておるのだ?」


そうカトリーンが言い始めるが・・・あれ?知ってるのか?


周囲を完全に仲間が囲み、クィンシーとエルヴィーラ、ウェンディの3人がかりでデュラハン???を拘束していく。


暴れるデュラハン???だが、リューク君に羽交い絞め?にされ、身動きが取れず、その間にどんどん縛っていく。

そして、カトリーンがリューク君の頭を持ち上げ、本来あるべき場所に据え置く。


何やら接合部分?が光ったと思ったら・・・・


「あ、ありがとうございます。それと・・・・この女性が、探していたエリザヴェータです!」


・・・・どう見てもただのリビングアーマー・・・鑑定ではデュラハン???・と出てるし?


「旦那さま・・・・あのリビングアーマー、デュラハン???でしたか?呪いが感じられます。」


「アルフォンシーナ、あのまま解呪できそうかい?」


「そうですわね・・・・鎧を何とかしないといけませんね・・・・」


確かリューク君も同じ目に遭ってたんだよな?どうやって鎧を外せたんだ?

普通に脱がす感じで行けるのか?


「ウェンディ!それのヘルメット、とれるか?」


「ええ?とるの?大丈夫なのかしら?」


「多分大丈夫・・・・あ、おっさんがするわ・・・・そのまま拘束してて?」


おっさんがしようとしたけど・・・・


「シラカワ侯爵さま、此処は僕に・・・・」


「・・・・今仕切ってるのおっさんだよね?何度もこっちの命令無視して・・・・」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る