第350話 シラカワ領の後継者を決める話し合い
おっさんが日本への帰還予定まであと5日。
今ここに異世界で妻にした女性陣がほぼすべて集まってるんだよね。
で、今絶賛議論中なんだけど・・・・
何をって?
そりゃ・・・・
おっさんが居なくなった後のシラカワ領の今後と、シラカワ侯爵の跡取り、シラカワ商店の跡取り等々・・・・おっさんが居なくなった後の事を話し合ってるんだよね。
そして、相変わらず進行役はジスラン君がしてるんだけど、勿論今はジスラン君の姉妹である姉のリュシエンヌ、マルスリーヌ、ジョスリーヌの3人も此処に居る訳で、身内に甘く・・・・はない、流石だ。
それに、比較的後におっさんと結ばれたニーナやウェンディ、ナターリヤもいるんだけど・・・・彼女たちは、余り自分達には関係ないと思ってるのか、もっぱら沢山の子供の相手をしてくれてる。
あ、今回はカトリーンや夜叉、エルフの面々は来てないんだよね。
今回の趣旨には係わらないって事で。
先ずカトリーンだけどおっさんが日本に戻れば、もはやシラカワ領には用がなく、子供共々ドラゴンの里に住み続け、子供に後を継がすそうな。
そして夜叉の3人十六夜、月女、紅渚の3人もやはりおっさんがいなくなったらシラカワ領には関知せず、夜叉の国で暮らすのだとか。
そしてエルフの女性陣は・・・・何故かファートとサージュと連絡が取れず、長に相談はしたんだけど、やはりエルフもシラカワ領には係わらず、エルフの里で暮らすそうな。
あ、勿論この3つの国、里はオリアーナの繋がりで商いは継続するみたいなんだけどね。
そうそう、シラカワ商会と、ロニー商会はこの3つの国、里と独占的な取引をしてるんだよ。まあそもそも伝手がなければ取引自体ができず、他の商会はその伝手を、知己を得ることができないので取引ができてないんだけどね。
昔果敢にも取引をしようと考えた商人たちはいたようなんだけど、門前払い・・・・いや、そもそも接触自体出来なかったようで。
なので今はシラカワ商会とロニー商会を通しての商いになってるんだよね。
まあ、多少高くても手に入るなら、貴重な取引。仕入れた先から消えてしまうんだよね。
・・・と、脱線してしまったんだけど、跡取りの話ね・・・・
「もうすぐ侯爵さまが自身の本来いるべき場所に戻られる・・・・無事戻られた場合、シラカワ領の領主である侯爵が不在、という事態になりますので、侯爵さまが去られる前に後継者を決めないといけないのですが・・・・まず、ご子息様のお生まれになった順番から行けば、メーネアさまのご子息が次期当主になっていただくのが筋なのですが、どうでしょうか?」
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