第306話 エリクサーの対価

そんな事を話しながら?件の工房?に到着。

早速2人に会ったよ。


「あら賢者様、どうされましたか?」

先に気が付いたのはフロレンティーナ。

モルガーナは相変わらず黙々と作業をしている。

「何かいるの?」

「話が早くて助かるよ。ずばりエリクサーが欲しいんだよ。」


・・・・何この沈黙。

「そんなもの欲してどうするのかしら?」

「妻が呪われて、回復するのにエリクサーが欲しいって言ってたから。」

「賢者が作ればいい。」

「作り方知らないよ?」

「お姉さま、今あるのを渡してはどうですか?」

・・・・あるんかい!

「賢者はエリクサーの対価に何を用意するの?」

「モルガーナ、決まっておろう、勿論精じゃ!」

「母様、分かったわ。勿論、私たちは今妊娠してるからいらないけど、欲してる娘は沢山いるのよ。」

「そうですわね、お姉さま、母さま。いかほど声をかけたらいいでしょうか?」

・・・・何かおっさんの事なのにこの疎外感。しかも精が欲しいって・・・・


「賢者殿、其方は自分の価値をきちんと分かっておらぬようじゃな。以前も申したが、賢者殿の魔術は我がエルフにとっては貴重なのじゃ。さあ、娘たちよ、エリクサーを。そしてあれを・・・・」


あれって・・・例の饅頭ですかそうですか・・・・


・・・・

・・・

・・


エリクサーを用意する間に食事でもしていくようにと言われ、今おっさんエルフの食事をよばれてるんだけど。


怪しい・・・・

何か入ってるんじゃないだろうか?

そして、同席しているのは・・・・まだ若そうなエルフの娘たち。

・・・・これからこの娘さん方とハッスルしちゃうんだろうか?

何やらもはやおっさん、種馬だな・・・・


・・・・

・・・

・・


気が付けばおっさん、ベッドの上だったよ。

そして、10人ほどの娘さん方が周りで倒れてたよ・・・・

あ・・・・やっぱり食事に何か入れてたよね、絶対。


おっさんなるべく娘さん方を見ないようにしながら服を着て、その場を後にしたよ。

何でみんな裸なんだよ・・・・

やっぱりそうなんだよな・・・・


おっさんが部屋を出ると、長が待ってたよ。

いや、何で待ってるんだよ。


「賢者殿、エリクサーじゃ。5つある故これで足りるであろう。モルガーナに言わせれば、賢者殿はエリクサーを作れるはずと言っておったのでな、余ったエリクサーを調べ、再現するがよかろう。」


そう言われおっさんエリクサーを受け取ったよ。

「エリクサー1本に娘2人、悪くない対価じゃ。また何時でも来るがよい。その時はまた別の娘を頼むぞ。」

いやいや・・・・やっぱり種馬か・・・


とりあえず急いで館に戻ったよ。

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