戦争

第222話 戦争

兎に角ここにいてもなんともならないからと、帝都の城に向かう事に。

クィンシーを筆頭に、今回はメーネアも・・・自分の出身国だからね。

子供は・・・まあ、乳母とか沢山いるんだよ、貴族は沢山雇うもんだって事でね。

それと・・・・

「私も行かせてちょうだい!」

とウェンディが言ってきた。

「君の出身国でもあるからね。ついてきて、メーネアを守ってあげてほしい。」

「わかったわ!任せてよね!」


そして、エルヴィーラとオリアーナも行くと言ってね。

最終的にはカトリーンが同行する事に。

夜叉の3人にはここの護衛を含めお留守番。

残りの人もね。まあ、ぞろぞろ連れてっても仕方ないし。


・・・・

・・・

・・


城に着くと流石に城内が慌ただしい。

ふと見るとロニーさんがいてね、どうやら情報収集を行ってたみたいで、同席する事に。

で・・・・今から緊急会議をするらしく、おっさん一行も同席せよってなってね。


会議室?に行くと既に人でいっぱい。

お、ロートレック公爵もいるよ。


暫くして皇帝が入室して、会議が始まったよ・・・・


「聞いていると思うが、シュラハト連邦がインダルチャンス王国に対し宣戦布告をし、攻め入った。王都は陥落、次々に都市が攻め落とされ、もうアフェールの手前まで進軍しているところだ。」

・・・・マジかよ・・・・

「アフェール侯爵は既に迎撃の態勢を整えているが・・・・こちらとしては、いっそアフェールを攻撃させたいと思っている。」

「陛下、それはいささか危険では?」

・・・・皇帝の跡取り息子が意見したよ・・誰だっけな・・・名前忘れちゃったよ。確か・・・・エルヴィーラとは母親が同じ、正室の息子だった?

「こっちから攻める大義名分ができるじゃねーかよ!」

「父さん、それではアフェールに被害が出ますよ?」

クィンシーが意見してる・・・・確か、一応皇帝の次男なんだっけ?側室の子供で、すでに正室の息子がいるから跡取りにはなれない・・・ならん!って言ってた気がしたけど・・・・どうだっけ?最近物忘れが多いな・・・・

「インダルチャンス王国との同盟関係というので強引に参戦してもいいんだが、向こうから要請がなくてな。今行方を調べさせてるが・・・・ガーベージの息子がどうなってるのかいまだわからん。」

・・・・しかし、何でおっさん呼ばれたんだ?

領地持ちは戦争参加が義務付けられてるんかい?まだ私兵とかで戦争に参加できるほど人数集まってないよ、シラカワ領は。

「陛下、アフェールは商業都市、他国からの侵略の備えが十分ではないのですが、どうするのですか?それと、我がトレイナー商会も情報収取を行っていますが、インダルチャンス王国の現国王は、アフェールの手前で最終の陣を構えているとの情報があります。まだ未確認なのですが。しかし、それももたないだろうというのが報告してきた間者の報告です。戦力差がありすぎて、話にならないとか。」

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