第212話 ウェンディ・ターラントという女性
ウェンディの話によると・・・・
どうもおっさんが召喚されたあたりからになる感じなのかな・・・・?
ウェンディ・ターラント
冒険者の中でも一握りの人物しか辿り着けないと言われるS級冒険者。
最年少記録の保持者で、冒険者になりわずか3年ほどでS級まで上り詰め、おっさんが記録を抜かすまでは、冒険者として登録してからの最短記録でもあったらしい。
そんな彼女はパーティにも恵まれて、同じくS級冒険者のエルヴィーラとは、冒険者になった頃からのパーティメンバー。
他には・・・・クィンシーもメンバーだったらしい。
そして・・・・何をしたのか知らないけど、ウェンディが必要以上におっさんを嫌うのは、どうやらクィンシーが原因で、彼のせいでウェンディは男嫌いになったらしい。
他にもパーティメンバーがいたようなんだけど・・・・どうやらファートとサージュもメンバーだったらしく、あと一人いたらしいけど、おっさんは知らない人物だったよ。
そんなパーティだけど、全員がS級になったある時、各々の示す道筋が違ってきて、解散する事になったようで。
ウェンディは出身国であるインダルチャンス王国へと戻り、クィンシーとエルヴィーラはセアリアス帝国へ。ファートとサージュは・・・・一度エルフの里へ戻ると言い残し、2人で去っていったようで。
残りの一人は、もっと強くなりたいと力を求め、また一人でいずこへかと去ったらしい。
この人物は残りのメンバーも、パーティを解散してから一度も会ってないらしい。
ウェンディはS級冒険者だった事もあり、インダルチャンス王国に戻って、国王との謁見を・・・・向こうから強引に命令されたようだけど・・・・行い、その時にメーネアと知り合ったらしい。
ウェンディのメーネアに対する接し方を見ると、非常に良好な関係だったようで、どうも王国内の城の内部の腐敗っぷりに即気が付いたウェンディは、こういった腐ったのに生理的な嫌悪感を抱いたようで、国王と家臣との関係はよくなかったらしい。
唯一メーネアには好意的だったウェンディ。
メーネアもあの腐りきった城の中にあって孤軍奮闘?1人だけとは言わないけど・・・・奇跡的に思慮深い、あの国王の娘とはとてもじゃないけど思えない・・・・奇跡だね・・・。
そしてこんな空気に接する中、ウェンディは段々と冒険者としての活動に嫌気がさし、以前より興味のあった装飾関係の職業に従事したくなり、メーネアに教えてもらいながら密かに学んでいたらしい・・・・。
そして、おっさんが召喚される日が近づき、身の危険を感じたメーネアが、せめてウェンディの身だけはと案じ、通常なら解決できないような無理難題をウェンディに無理やり依頼し、インダルチャンス王国から遠ざけたらしい。
因みにあの美貌。国王たちが放置しておくはずもなかったんだけど、相手はS級冒険者。ウェンディも隙を見せなかったけど、隙あらばどうなっていた事か・・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます