第202話 眼福眼福♪
おっさん、一応用事が済んだので?ニーナと部屋を出たんだけど・・・・
先ほどの美女が腕を組んで仁王立ちをしてたよ。
一応、バスタオル巻いてるからね、ちょっとどうかとは思うんだけどね、その格好でそのポーズ。
「この、けだもの!店長さんを毒牙にかけるなんて!これだから男は嫌いなのよ!ちょっとそこの貴方聞いてる?私と勝負しなさいよ!」
・・・・何言ってるのこの娘さん。
「あら貴女、確か最近見るようになった人ね。どうしたの?勝負って。」
「店長さん、ご心配なく。このようなけだものは、私が成敗するわ!さあ!尋常に勝負!」
・・・・言ってる事とその姿が似合わなさすぎて、笑っちゃいそう・・・
「やあ!先ほどの娘さんだね!ブラはもう改善したの?」
「え?ええ、一応アドバイス受けて直してみたわ。ほら、ご覧の通り。」
そう言ってバスタオル取ってみせてくれたんだけどね・・・・おお!直してるじゃないの、めっちゃフィットしてるし。
そして・・・・めっちゃきれいな身体してるなあ。この女性。
脚も細いし、そして、お尻の形もよいんだよ!
思わず眺めてしまいそうな。
「お、いいね!すごくよく直ってるよ!これならすぐにでも店で売り出せそうだけど・・・・致命的な欠陥がある!」
「えっ?何がいけなかったの?もう完璧でしょ?」
「じゃあ聞くけど、これを着用してどうするん?」
「どうするって、普通に生活するけど?」
「えっとさ、この店に買い求めに来てくれるお客さんは、何を求めて下着を買ってくかわかってる?」
「勿論わかるわ!私も着用してみたから分かるけど、今までなかったお胸のケア、そして着用感。そして快適さ。これに尽きるわね!」
フフンと言わんばかりに胸を張るお嬢さん。胸はあまりないけどね・・・・おっさん好みではあるけど。そして、今恥ずかしい格好してるのを忘れちゃってるね。
そして、もの珍しい問答に周囲は注目してるよ。
ニーナなんかはおっさんのこういったやり取り見た事ないんだろうな。食い入るようにおっさんを見てるのが分かるよ。
「今君が言ったのはあくまで着けた時の感想だ!それでは50点だよ。本当に求めてるのはそこじゃない!」
「えっ!じゃあ何よ?」
「それは!奥さんが・・・恋人でもいいけど・・・・夫と、もしくは恋人と夜の営みをする時に燃える!、興奮するシチュエーションだ!」
「こ、このけだもの!真面目な顔つきをして何を言ってるの!購入していく人は着用感求めてるのよ!」
「本当にそうなのか?店長に聞いてみな!」
「?えっと店長さん?あくまで下着を購入して下さる女性は着用感を求めてますよね?」
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