第201話 タイミングの悪い誰かと隙あらばと狙ってくる誰かさん

「下は履いていていいからね。」

「そうですか?実際おそろいの下着ですから、着用してる時の上と下の兼ね合いも見てもらった方がよろしいのでは?」

ちょっと恥ずかしそうにしてるニーナさん、かわいい・・・・

「下は・・・問題ないよね?全員、ちゃんと見るんだよ?実際にこの工房で作った製品だから長時間の着用時の使用感は貴重だからね?」

そう言っておっさん何とかニーナのアピール?をかわして、全員に見てもらってね。

で、どうもお胸に問題があるようで・・・・

「シラカワさま、どうやら胸に問題があるようです。一度見てもらえませんか?」

そう言われちゃったらね、見ないわけにもいかず、顔を近づけて凝視しちゃったよ。

うーん、少し汗ばんで、いい匂いが・・・・は!いかん・・・・

「うーん・・・胸自体は良さそうだよね・・・脇?背中?」

おっさん真剣に見てるんだけどね。何か違和感はあるけどよくわからない・・・・

「それとも肩紐?」

「一度着け直しましょうか?」

「それは駄目!長時間の着け心地の検証だから!」

おっさんがあまりにも真剣に言うから、皆黙ったね。

「あーさっきの娘さんのもそうだけど、少し脇の布が・・・・もう少し多めが良いかな?後ほんの少しだけど。」

で、おっさん早速少し布を足してもらって、改良したブラをニーナにつけてもらう事に。

「じゃあ折角ですので、シラカワさま試して下さい。」

そう言ってニーナはおっさんにブラの装着?着替え?取り換え?をしてと促すんだよ。そしてそれを肯定する場の空気・・・・。

仕方なく?おっさんニーナの背後に回って・・・ブラを外してたんだけど・・・・タイミングが悪いのか、外した時に例の娘さんが戻ってきてね。

どうも周りが見えなかったのか、おっさんとニーナを見て、

「ふ、不潔!工房で何やっちゃってるんですか・・・キャー」

あ、勝手に判断して行っちゃったよ・・・・

驚いたニーナが扉の方に振り返ってね・・・・

丁度おっさんがブラ外した所だからね、色々と・・・・おっぱいが丸見えでね・・・・

「ニーナ!見えてる!見えてる!」

「キャー!」

ちょっと、キャーとか言いながらおっさんに抱きつくのやめて・・・・

おっさん、胸凝視しながら・・・・ごめん、男ならわかるよね・・・・てきぱきと新しく改良したブラを装着したよ。

「危ない所でしたね?」

「いや、見せたんでしょ?」

「そうかもしれません・・・・で、どうでしたか?」

「素晴らしかったよ・・・・って何言わすの?で、どうなの、着け心地は?」

「フフッ気にいって貰えてうれしいですよ♪あ、そうですね、前よりもしっくり来てますね。後は店が終わるまでそのまま着用して、どうだったかはご報告しますね。」

・・・・そろそろおっさん出入りを考えないといけないかな・・・・?

「あ、そうそう、シラカワさまを侯爵にというお話があるようですが、もしそうならもっと奥方様を増やさなければいけませんね♪今でも辺境伯様としては少ない方ですし。」

さらっと何言ってるんじゃあ・・・・

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