第186話 街の予定地近くの山に、何かがある?
普段マイペースなエルヴィーラだけど、今度ばかりはかなり心細かったのか
「旦那さま・・・・ずっとそばにいてね・・・・」
って感じでね。
もちろん、産まれるまでは傍に居るつもりだったから、おっさんも頑張った?よ。
そして、皇帝も立ち会うんだー!とか言って乱入しようとしたから断ったよ。
流石のエルヴィーラも父親に出産の時には傍に居てほしくないみたいでね。
それに、皇帝ってもう孫も何人もいるじゃねーかって思ったけど、どうやら娘の出産は初めてだったらしくてね。
何度も入ってこようとしたから、カトリーンに頼んで拘束させてもらったよ。
流石に力ではかなわないのか、渋々引き下がったよ。
そして、ここからちょっと長くてね、6時間ぐらいかかったのかな?
体力のあるエルヴィーラもぐったりしてたけど、無事に女の子を出産してね。
・・・・
・・・
・・
・
この後もロートレック公爵の娘が次々と出産してね。
最近おっさんへこみ気味だったから、暫くはそれも忘れて。
どうも赤ちゃんってのは癒しの効果があるみたいで、もうおっさんいつの間にやら精神的に追い詰められてたっぽいのが嘘のようにすごくいい精神状態になったと実感してね。
先に生まれたメーネアと香苗ちゃんの・・・・どういう訳か香苗ちゃんはおっさんの中ではいつまでたっても香苗ちゃんなんだよね・・・・香苗って思うようにしても、香苗ちゃん。
この子たちもかわいいんだけど、やはり生まれたての赤ちゃんは小さい!
そして先に生まれた赤ちゃんもわずか数か月の差しかないのに、かなり大きくなってるのに気が付いて、驚いたよ。
まあ、日本でも娘の成長をずっと見てたし、息子も1歳になる手前まではずっと一緒にいたから分かってるんだけどさ、何度経験しても赤ちゃんの成長ってのは驚きの連続だよね!
そして、おっさんなんか充実した感じでね、作業の方もはかどって。
そして行き詰った感じのゲートは暫く保留にしててね。
でも、向こうに行きやすい時期はおっさん何とかゲートで行ってるんだよね。
気が付けば息子ももうすぐ3歳。
いっちょ前に片言だけど、おかしな言葉を連発するけど会話が出来てね、ちょっと癒されるよ。
娘ももうすぐ4年生。
しっかりしてくれてて、嬉しい限りだよ。
あー早くきちんと戻りたい・・・・
・・・・
・・・
・・
・
最近ではシラカワ領の移住希望者は順調に増えていて、いくつかの街の予定地にも農家の人が中心に増えつつあるんだよね。
それなりに街っぽく?まだ村なんだけどね。
そして、そんな街?の一角で開墾作業をしていた人から何やら報告があったみたいでね。
少し小高い小さな山?にある木を伐採して材木に使って、その後は同じ樹木の苗をを植林してる農家の人がいるんだけど、どうやら何か山にあるみたいでね。
報告を受けて出向いてみると・・・・
なにやら鉱脈があるみたいで。
急遽ジスラン君と対策を練る事にしたんだよね。
今まで領内で何か出たとか無かったし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます