第187話 おっさん、鉱脈に行ってみる
おっさん達がその鉱脈が発見されたって場所に行ったんだけどね・・・・
おお!山があったよ!
うん、確かに木を切った後がそこいらにあって。
そして、案内された場所は、何やら切り株の付近に少し岩?が見えてて、どうやらこの岩を見て農家の人は鉱脈があると確信したみたいなんだけどね。
ちょっと岩の下を掘ってみると、何やら線のようなっぽいキラキラ?が見えてて。
ジスラン君と見てみると・・・・どうやら金っぽくってね。
まあおっさん金の元なんて見た事ないから、でもこの色はね・・・・
金の元・・・・金脈?おっさん知識がないから適当。
「なあジスラン君、まさか黄銅とかじゃないよね?」
「はい、この色は・・・・恐らく・・・・金ではないかと。」
この農家の人に話を聞くと、以前金脈の鉱山・つまり金鉱山に金を掘る作業に携わっていた事があったらしく、さんざん見てきた鉱山の出入り口付近の感じと似てたからピンときたそうな。
まあ、金貨とかあるんだから普通にどこかで金が採掘されてるんだろうとは思うんだけど。
「どれぐらいあるんだろうね?掘ってみて少しだけとか面倒なんだけど?」
「あ、辺境伯様!僭越ながら意見を言わせてもらっても?」
「ああ、言ってちょうだい!遠慮はいらないよ。」
この農夫の人の話を聞く事に。
「私は10年ほど金鉱山で働いておりましたのでわかりますが、この山全体に恐らく金が埋もれていると直感が言っておりまする!」
何やら変な言い回しだけど、興奮してるのかな?つまり、この表面に出ている岩はほんの一部で、地下にはわんさか金が眠ってるって事?
「そんなにあるんならもっと前に発見されてたんじゃないの?」
「恐れながら辺境伯様、この辺り一帯はフェンリルの縄張りだったので、誰も近付いた事が無かったのでございますよ。」
ああそうだった。おっさんがこの領地を獲得したのもフェンリルをテイムできたからなんだよね。
なので、ひょっとしたらいろんなものが出てくる可能性もあるよね。
「そうか、もし本当にあるようなら勝手にも掘れないだろうし、皇帝に連絡してみてどうするか検討してみよう。あ、君にはちゃんと礼はするから、期待しててよ。」
この領地はおっさんの領地で、この農夫が金鉱山?を発見したからといって、農夫の土地じゃないんだよね。おっさんが・・・・というかジスラン君の采配かな?で、開拓をこういった農夫とかの人にやってもらって、資材や土地をこちらが提供して、今回みたいに木材は伐採してくれるならただであげるよ、土地は、開墾したりするならずっと貸すよ、もちろん収穫した作物にはある程度の税金がかかるけど・・・・といった感じでね。
まだまだ開墾しないといけない土地が多すぎて、あくまで土地は領主の持ち物なんだけど、借地権が発生する感じかな?
日本の田舎だと借地権ってなんぞやってなるけど、都会だとね、土地代と同程度の金額になっちゃうんだよね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます