第166話 シラカワ商会の還元

で、帝都の阿鼻叫喚・・・・

おっさんも日ごろ儲けてるからね、ここいらで還元しておくかってね。


街中で粗相をしてしまった人達にはまず正■丸を服用してもらってね。

落ち着いたらゲートでシラカワ領の温泉に連れてってね。

シャワーがいくつも用意してあるんだよね。で、もう服もめちゃくちゃだから、服を着たままシャワーしてもらい、服に付いた粗相したあれを落としてもらい、綺麗になった所で温泉につかってもらってね、出たら今度は、おっさんの店に行ってもらい、女性なら安めだけどゆったり目のナイトブラとかスポーツブラとおそろいのショーツを3組差し上げたよ。1組はその場で着用してもらって、2組はお土産に、あとはサイズの合う服を1着、着てもらって、そして粗相したときに着ていた服はその間に洗濯して返却。

ちなみに、シラカワ領の工房ではもう機織り機が動いていてね、服はその布で作ってるんだよね。

もう職人さんが沢山来ていて、遊ばすのもなんだし、お針子さんには服を作ってもらっていて。


で、野郎だけど・・・・

野郎だからって無碍に扱うのもひどいからね。

同じようにシャワーしてもらって、温泉につかってもらい、最近ね、トランクスとか好評だったから、店を拡大して一部に男性用のコーナー設けてるんだよ。

トランクス3つ、うち1つはそのまま着用してもらい、スラックスとシャツをプレゼントしたよ。


あ、女性用も男性用も靴はちょっと高いし、そうそう作れないから、サンダルを履いてもらったんだよ。

サンダルなら安いしね。

もちろん、女性と男性は完全に仕切ってお互い見られないようにしてたから、風呂上りにバスローブ羽織ってもらって店にゲートで連れてきたんだよ。

もう、身分やら貧富の差やら色々あるけど、それらは無視してね、全員に差し上げちゃったよ。

ちなみに、自宅で粗相をしてしまった人達も同じように来てもらい、プレゼントしたんだよ。


どうやら殆どの人はおっさんの店の噂を聞いていたらしく、粗相をした事はすっかり忘れてみんな満足して帰っていったよ。


そして、この中のかなりの人たちがおっさんの店の常連客になってくれてね。

なにせ帝都から離れてるといっても、ゲートでひとっとび。

ちなみにシラカワ領の温泉も大好評だったから、館以外にも作る事にしてね。

幸い温泉は無尽蔵に湧き出してるからね。


こうして、シラカワ温泉ができたわけだけど、これが後々凄い事になってね。

おっさんの店と並んでもうシラカワ領になくてはならない事業のひとつになってね。

そして、この温泉の隣には新たな店を設けてね。

風呂上がりに気軽に入れる店でね。

まあこの店がオープンするのは随分先の話なんだけどね。



そうそう、今回の粗相をした人たちの世話や案内は今回の奴隷落ちしちゃった面々に任せたんだよ。

凄く有能でね。いい人材を手に入れちゃったよ。

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