第150話 モーヴェ商会対策実行案

「それでは僭越ながら、トレイナー商会を代表いたしまして私が進行を務めさせていただきます!」

・・・・えーロニーさん何ノリノリで進行役とかしちゃってるんですか?


「本日のアドバイザーを務めさせていただきます、オリアーナです!よろしくね!」

・・・・なあ、何がアドバイザーなんだ?


「では私が書記をいたしましょう。」

・・・・十六夜さん?何ですか書記って??


「それでは、私が議長という事で皆さん宜しいですね?」

・・・・エルヴィーラさん・・・・


「皆ノリノリじゃのう!妾は傍観でもしようかの。」

・・・・カトリーンはまともか?


・・・・

・・・

・・


何かよくわからないノリで話が進んでしまったよ。

異世界流のユーモアなんだろうか・・・・


「ではまずは、我が娘を3人共シラカワ辺境伯に嫁がすという事でよいのだな?」

・・・・いきなりですかそうですか。


「ロートレックさま、それがよろしいかと。」

・・・・ロニーさん、あんたはまともな人と思ってたおっさんの認識が甘かった?


「はい、3人がだんなさまの元へ嫁いだという事実、これが意味があるのですわ!しかも、3人とも結構いけてるじゃないですか!」

・・・・オリアーナ何言ってるの?


「オリアーナ、察していただき感謝いたします。3姉妹、それぞれシラカワさまを想う気持ちに嘘偽りはございませんわ。妻の席に加えていただき感謝いたします。」

・・・・リュシエンヌ、何で勝手に決めてるの?


「ではこの問題は解決という事でよいな?リュシエンヌ、其方らはシラカワ辺境伯の店に行ってみたいのであろう。ここは我らに任せ、行ってきなさい。オリアーナ、案内頼んだよ。」

・・・・公爵さん、何ですかもう決まってるんですかそれ?あんた父親だろう?そんな簡単に娘の結婚決めちゃっていいの?

「それではロートレック様の言を採用いたします。オリアーナ、案内頼むよ。それでは3人がた、行ってらっしゃいませ!」

「行ってまいります!」

「やったー、楽しみにしてたんだよ!旦那さま、夜は楽しみにしててね!」

「私にもお情けをいただけるよう、頑張って選んでまいりますね!」

・・・・ちょっと3人何言っちゃってるの!もう旦那さまになってるよ、ジョスリーヌ。そしてマルスリーヌも何ですかお情けって?


「旦那さま、渡すのが遅くなりましたが、エルフの里へ赴いた折、ファートとサージュより預かっていたものです。どうぞ。」

・・・・十六夜、なぜこのタイミング?

ちなみにファートとサージュはまだエルフの里にいるらしく、しかもしばらく滞在するという事で、先に十六夜たちは帰ってきてるんだよね。ちゃんとゲート設置してくれてるから、何時でもおっさんも行けるんだけどね。

で、何々?


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