第134話 お風呂って大事だよね?

そして、風呂もそうなんだよね。


大風呂をいくつか用意しててね、貸切る事の出来る家族風呂をいくつかとね、男女別の大風呂も用意しててね。


そうそう、おっさん風呂場の下にめっちゃ深い穴を土魔術で掘ったんだけどね、出たんだよ、温泉が!


かなり深く掘ったんだよ、たぶん500メートルぐらい。


そしたらね、温かいお湯が湧く湧く!おっさん塩ビのパイプをかなり購入してね、なんとか湧いてる場所まで設置してね、ちゃんとバルブも設けてるからね、温泉入り放題なんだよね!


正直泉質が問題なんだけど、少し硫黄っぽい臭いがするし、試しに飲ませて、入浴させたら大丈夫だったから(すまんが、犯罪者の奴隷にしてもらったよ。死んでも文句言われない奴隷連れてきたんだよね。いわゆる重犯罪者。飲んで無事ならおっさんの所で雇うって事でね、しかも減刑してやるって条件で。正直いつ死んでもおかしくない重労働ばかりさせられてたみたいだから、断る理由もなかったみたい。これが現実なんか。ちょっと同情しちゃったよ、何したか知らないけど。)


おっさん屋敷に引き込んだんだよね、温泉を。


他の街でもできるんだろうか?


正直塩ビを設置するのがすごく骨が折れたんだけどさ、まあ、土魔術ってすごいよね!


放っておけばいつまでも湧いてくるから、とにかく一度蓋をしたんだよね、設置前。


これって日本ではどうやってるんだろうね?


ボーリング用の機械で穴開けるのはわかるけど、その後は知らないんだよなあ。




そして、侍女や使用人には申し訳なかったけど、人柱的な事を含め、奴隷で問題なかったけど、誰か違和感があると困るから、全員に入浴と温泉水の試飲をしてもらったんだよね。


結果は良好で誰もおかしくなかったよ。


そして、シャンプーやらリンスを使ってもらってね、風呂場にはいつでも使えるよう常備してるんだよ。もう喜んでいたね。


おっさんが自分の店とトレイナー商会で売ってもらってるのと同じのを使ってもらってるんだけどね、侍女たちは高くて一度しか買えなかったみたいでね、使ってみた時の使用感がよかったのか、お金をためてまた買おう!みたいな目標があったらしく、それがおっさんの所に来た途端、自由に使っていいってなってね、もう大騒ぎだったらしい。


で、これがどうやって広まったのか、侍女や使用人の希望者が殺到しててね、もう必要と思われる以上の人が来ちゃってるんだよ、どうなってるのこれ?




そして、エルヴィーラがおっさんの元に来て初めての夜、おっさん1人で寝室にいたんだけどさ、何やら不穏な気配がしてね、何やら肉食獣が草食獣を狙ってるみたいな、そんな感じ。勿論、おっさんが草食獣。


振り返ると奴がいた・・・・




エルヴィーラがいたよ、もう逃がさんと言わんばかりの勢いでね!


おっさん有無を言わさずベッドに押し倒されて、エルヴィーラが


「やっと寝所でご一緒できますわ!」


とか言って、おっさん蹂躙されちゃったよ。






流石鍛えてるだけあってエルヴィーラの体力は無限じゃないのってぐらいあったよ。


気が付いたら朝だったよ・・・・

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