第57話 おっさんにとっての衝撃の事実
・・・・どうしてこうなった?
おっさん、いつの間にか勝手に組まれたパーティでどっか知らんがモンスター(たぶんドラゴンとかそんな奴)退治をしないといけなくなっちゃったよ。
で、いらないのにまたもやおっさんの周りに女が増える予定になっちゃってるし・・・・
おっさん、日本ではこんなにモテなかったよ?
何故って?
おっさん、こう見えても顔にはかなりの自信があるのよ?
若い時はかなり線が細かったけどイケメン?というやつでね?本当だよ?
体も細かったしね。
ただね・・・・おっさん、身長が低いのよ。160センチなのよ。若い時は160.6センチとかでね、弱冠160センチを超えてたんだけど、今じゃあ159.6センチとか・・・・ギリギリ四捨五入で160センチ?だけど。
このせいでねえ、昔の3高とかで引っかかっちゃうんだよ、おっさん。
なのにだよ?何この異世界?向こうじゃありえない展開。美女出現しまくって、しかもおっさんの身体(意味深)狙ってるし?肉食系?
そういってるうちにトレイナー嬢が近付いてきたよ。
「シラカワさま、ちょっとあたいに付き合ってほしいんだけど?」
そう、おっさん達、3日後にモンスター討伐?をする事に決まっちゃって、城でする事が終わったら買い出しに城下町へ行こうと思っててね。
買い出しならあたいが!ってお嬢が言ってきて、双方準備ができたら行こうって事になっててね。
「オリアーナ、もういいんかい?」
最近では、あたいの事、オリアーナって呼んでよね?って言われちゃってて、たまにそう呼ぶと喜んでくれて。ちょろいん。でもお嬢はおっさんの事をシラカワさまと呼ぶのを変えないんだよね。
「あたいはいつでもイけるよ?」
ちょっと字が違う気がするけど、まあいいか。
「ポーションとかこの前使っちゃったから、補充がしたいしね。」
・・・・
・・・
・・
・
買い物も終わり、おっさん、前回使わせてもらった鍛冶場をまた借りちゃおうかと思ってたら、お嬢が
「シラカワさま、もうちょっとあたいに
またもや字が違う気がするんだけど・・・・
「ちょっと?どこに行くの?」
「あたい・・・・ここじゃ話せない事もあるから、2人っきりになれる所へ行って話をしたいんだけど?」
上目遣いでおっさんを見るのやめてー
「えーどこに行くの?」
「あそこだよ?」
お嬢、あれって宿だよね?しかもお高いの。
「秘密の話だから、しっかりした場所じゃないと駄目なんだ。」
何かおっさん流されちゃってるなあ。
で、今お嬢と高級な宿に入っちゃったんだよね。
「あたいのわがまま聞いてくれてありがとうね、シラカワ様。」
そう言ってさりげなく抱きついてくるんだよな・・・・ってあれ?今日は抱きついてこないよ?
「なあ、いつもならここで抱きついてくるじゃないか?どうしたんだい?」
「・・・・ねえシラカワさま、あたいって魅力ないのかな?」
「えーオリアーナはめっちゃ美人でスタイルも抜群にいいし、おっさん的にはドストライクだけど、ってまあ、魅力の塊だよ?」
「どすとらいくって意味が分かんないけど、本当に?じゃあなんであたいの事抱いてくれないの?」
・・・・やっぱりそう来るよね。おっさん本音はドキドキなんだけど。
「抱いてほしいの?」
「むしろ、貰って?あたい、シラカワさまの奥さんになりたい!」
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