第20話 道具作成をしてみる

・・・・行き先も決まった事だし、何か食べようという時になって、香苗ちゃんが何か言いたそうにしているのに気が付いた。何だろう?まさかおっさんと一緒に寝てほしいって?


いきなりだな、まだ会ったばかりだしとか考えていると


「白河さん、ちょっとお願いしたい事があるんです。」


「何かな?おっさんに応えられる事かな?」


「はい。むしろ白河さんじゃないと無理かと。」


「で、何かな?」






・・・・恥ずかしそうにしている香苗ちゃん。何か意を決したような顔つきになってるけど、これはいよいよ?ドキドキだよ、おっさん。


「そ、その、まさか、こんな、異世界に来るなんて思ってませんから、替えの、下着の、持ち合わせが、なくて。あ、あと、・・・・も・・・・」


「え?何だって?」


「ですから、あの・・・・・が・・・・なくて・・・・」


「香苗ちゃん聞こえないよ?」


「・・・・・生理用品が手持ちにないんです・・・・」



・・・・あ・・・・・そうだよな・・・・女の人だと・・・・そんな悩みもあるよな・・・・


「うん?おっさん鈍くてごめんよ。恥ずかしかったよね。おっさんそっち方面疎いから、どんなのが欲しいか教えてくれない?」


・・・・まあ、生理用品なんて妻のを何度も購入してるから何て事はないんだけどな。



「う、ううう・・・」


「あ、下着のサイズとかも教えてくれないかな?できれば香苗ちゃんが着ていた実物をオブラゲブ(’%((」


「白河さんのえっちー!」




・・・・痛い・・・・何も叩かなくてもいいやん・・・・おっさんメンタル弱いんよ?



・・・・なんだかんだ言って恥ずかしそうにブラとショーツ、肌着を持ってくる香苗ちゃん。


独身女性だよね?にはきついよな。


おっさんなんか妻の洗濯物当たり前のようにたたんだり干したり洗ったりしてるから今更ブラやショーツにロマンは感じないんよ?



・・・・石板のプレートでも買い物ができる事を発見し、香苗ちゃんとにらめっこしながらいくつか購入。よくわからないから、とにかく色々なのをひとつずつ。トリ●プやセ▼ールのブランド物からスポーツブラまで。シャツはまあ、SサイズとMサイズを様子見でいくつか。あと靴下も。


ついでにおっさんのパンツと靴下も購入。



生理用品はいつも使っているのがあったようでこちらを1袋。



で、メーネアちゃんはどうするか確認したら、ブラジャーやショーツは全く違うものらしく、興味津々に見てたね。


ブラは香苗ちゃんと微妙に違うみたいで(お互いの名誉?のためどっちのがとかは書かない)、違うサイズのをいくつか購入、試着してもらいよさげのをいくつか購入。


生理用品は、布のを使ってたみたいだけど、ここは香苗ちゃんのを共有してもらう事に。


メーネアちゃんの胸当て?見せてもらったけど、あれだ、さらしだね。あとはキャミソールみたいなのと。パンツなんてカボチャみたいなの。紐でくくってたけど、ゴムとか無いのかな?




早速香苗ちゃんに装着方法教えてもらい着けたみたいで驚いてたな。





・・・・ここは流石に高級宿だけあって、食事は旨かった。食べた事がないものばかりだったけど。


で、暗くなったので寝る段になったけど、おっさんは色々試したいことがあるから2人には先に寝てもらう事に。


「みないで下さいね、白河さん」


「よろしかったらご一緒いたします?歓迎いたしますわ、キャッ」


「おっさんやる事あるからはよー寝てんか」


とまあ、適当に返事をして各自部屋で寝てもらう事に。





・・・・うーん、オイルランプをもらったけど、光が安定しないな。しゃーないランタン購入だな。


早速単三電池で動くLEDランタンを購入。


ただの明かりならおっさんは普段強力なのを持ち歩いてるんだけどね。3.7Vの100mぐらい届く防水のやつ。万が一の時に備え車のキーにつけてるんだよね。




・・・・スマホでプレートを鑑定してみる。


鑑定と新たに取得した道具作成、空間魔法とかあるからもしかして作れるんじゃない?とか適当に思ってみたけど。


<名称:表示プレート>


<効果:対象のアイテムやスキルを鑑定した結果を表示できる。異世界売買の取引にも利用できる>


<種類:魔道具>


<素材:石板>


<製作者:不明>


<現在のスキルで複製可能>




!?作れるの?


でも石板とか無いしなあ。


しゃーない、適当なのを購入してみるか…お、スライス石プレートって


23 × 18 cm


サイズも手ごろだし、ポチって見るか。



で、作れるんかな?



お、


<表示プレートを作成しますか?>


とりあえずハイだな。



・・・・

・・・

・・


うぉー光った!まぶしい・・・・



??できたの?見た目変わらないけど。


どれどれ・・・・




<名称:表示プレート>


<効果:対象のアイテムやスキルを鑑定した結果を表示できる。異世界売買の取引にも利用できる>


<種類:魔道具>


<素材:石板>


<製作者:白河 小次郎>


<現在のスキルで複製可能>




おー!できてる!早速使ってみるか!どれどれ!


おおおー使える!これ、2人に持たせば、ばっちりやん!やったー!


ただ、重いよね、これ・・・・おっさんには何ともないけど。


あ、あれだ、こういうのってよくある話だけど、異世界ならアイテムの無限収納のカバンやらあるんだよな?


おっさんの手持ちのカバンはちょっと違う感じだけど。


カバン調べるか?




<名称:異世界の売買カバン>


<効果:普通の収納と、異世界売買時の品物の受け取り>


<種類:魔道具>


<素材:不明>


<製作者:不明>


<現在のスキルで複製可能、拡張可能>


拡張可能って何だ?



<拡張機能 大きなアイテムや重量物を取り出し可能。数量無制限>


おおお!おっさんのリュック魔改造できるん?


すげー!じゃあ早速・・・・



よし、できた・・・・ちょっと疲れたな。



<名称:異世界の売買収納カバン>


<効果:普通の収納と、異世界売買時の品物の受け取り。容量無制限、大きさ・重量制限撤廃、>


<種類:魔道具>


<素材:不明>


<製作者:不明・白河 小次郎>


<現在のスキルで複製可能、>


おおお!なんかすげー!


ついでに2人のも作っとくか!革のカバン探してっと・・・・


色違いで濃いのと薄いのでいいか・・・・


どうだ!・・・・


ううぉ・・・・きつい・・・・これは・・・・駄目だ・・・・精神力持ってかれた感覚・・・・


布団に・・・行かないと・・・・・・・・


・・・・・・気が付いたら朝だった。目の前には心配そうな顔をしている2人の姿が。ちょっと寝巻がはだけてて、色っぽい。


「やあ、2人とも、おはよう」


さあ、忙しい1日の始まりだ!


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