第9話 スキルを使ってみる

・・・・うーん、信用か・・・・あ、信用といえば昔高校生の頃に引退したばかりの元参議員の人に言われた事があるな。

”30秒で敵か味方か判断しなくてはいけない”って。

政治家だと、いろんな人が沢山近づいてくるからって。よし、やってみるか・・・・


「あ、あのそんなに見つめられると困りますわ。それとも何かわたくしの顔、変でしょうか?」

「むむむむ・・・・お!」

「きゃっ、肩が痛いですわ。そんなに力を籠めなくても」

「おおお!おおおおお!はっ!ごめんごめん」

・・・・スマホが振動したから見てみれば、大いに信用できる、と出たぞ。これはもしや鑑定というスキルのせい?


「メーネアさん、おっさん、あんたを信用するよ。どうしたらいい?」

「え、あ、はい、ありがとうございます?決断早いので驚いてますの。では、まず・・・・」


この間2分ほど。そして、戻ってきた香苗ちゃんと簡単に話の流れを打ち合わせたのであった・・・・とある理由で嫌な顔をされたけど・・・・



・・・・ちょっと時間がないけど少し試してみるか?

どれどれ、いんたーねっと?と異世界売買って何だ?

お、出た出た!何々、お、まるでア〇ゾンやん。こっちは楽●みたいな。

ちょっと試しに水買ってみようか?

ふふむ、、残高が足りない?財布の小銭を…奮発して500円玉をスマホにかざす?

お、吸収された。どーなってんのこれ?

何々、異世界の硬貨。品質最上級。金貨1枚で買取できます。買い取りますか?

うん?ここの貨幣の価値がわからないけど金貨1枚ってなにげに凄そう。

じゃあ買取っと。お、金貨1枚がチャージ?されたぞ。

じゃあ改めて買おうかな?で、銀貨1枚?じゃあぽちっと。

残高銀貨9枚ってか。ふーん、金貨1枚は銀貨10枚ってことか。

って?カバンが重くなった?どれどれ・・・・お!入ってるやん、六甲▼のおいしい水!

すげー買えたー!


あ、時間がないな。何か扱えそうな武器とかないかいな・・・・・後メーネアちゃん何か価値のあるもの持ってないかいな?

「なあメーネアちゃん、手放してもいい宝石とか装飾品とかない?スキル?で色々なものを買えそうなんだけど、こっちのお金持ってなくってさ?」

「え?えーとそれはどういう・・・」

「何かね、おっさんの国の物が頼んだらこのかばんに入るっぽいんだよ。で、お金は何か買い取ってくれるから、試しにメーネアちゃんの持っている物何か使えないかなあ、と。あいにくおっさんはそんな価値のある物の持ち合わせがなくってね」

「そういう事でしたら、このネックレスを。」



・・・・わー高そうなネックレス。流石は王女様だな。

「いいのかな?高そうだけど。」

「時間がありませんので、かまいません」

「じゃあ早速・・・・」



・・・・サファイヤのはめ込まれたネックレス。高品質。金貨50枚で買取できます。買い取りますか?

おーすげーじゃあ折角なので、と。



あ、さっきの場所に戻ってきたんか・・・・うわ、もう3人しかいないやん。

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