第7話 おっさん、美女にトイレを案内してもらう

「わたくしが案内いたしましょう」


・・・・お!さっきのもの悲しそうな顔をした美女やんけ。

はよー案内してーなー


「ふん、行き遅れの王女が出しゃばりおって。」


「何かおっしゃいましたか?スキル大臣。」


「いえいえ、何も。国王陛下が何と言われる事やら。」


「国王陛下、わたくしが案内するのに、何か不都合でも?」


「うーむ、どう思う、アラガントゥ?」


「まさにトイレにお似合いな女だ事。早うせい」


・・・・うっわ、性格きつそうというか悪そうな女だな、あんな后いやだな。美人だけど顔つきが悪すぎ。



「メーネアよ、アラガントゥもああ申しておる、案内してやるがよい」


「はい、ありがとうございます」


・・・・あの美人さんはメーネアと言うんか。


「それでは、先ほどの方、わたくしが案内しますので、こちらへお越しください。」


・・・・すんごい美女にトイレの案内してもらうってなんかドキドキって今はそんな場合じゃないな。

「じゃあ早速案内よろしくお願いします。」

一応丁寧に言っとかないとな。

「あ、あの私も行っていいですか?」

「お、香苗ちゃ・・・杉浦さんも行っとく?」

「できればそうしたいのですが」

「えっと、メーネアさんだっけ、この人も一緒でも大丈夫かな?」

「もちろんですわ。他に行かれる方はみえませんか?……みえないようですね、では着いてきてくださいませ。」


・・・・美女のお尻がフリフリ揺れてる・・・めっちゃスタイルえーなー背が高そうに見えたけど、近くで見ると結構低そうやな。

お!足首細っ!しかも脚長い!世の中にはこんな恵まれた人もおんやなあ。

(ちなみにこのメーネア女史、おっさん好みのあんまり胸が大きくない、スレンダー美女。大事な事だから特別に()書き)


「あ、あのわたくし何か変わった事でもありましたか?」

「いえいえ、今まで王女様みたいな身分の方と接した事が無いので思わず見惚れてしまったんですよ」

「そうでしたか。わたくし、もっと民と接してみたいのですが、なかなか父である国王陛下がお許しにならないのです。」

「身分があっても大変ですねえ」


軽い雑談をしているうちにトイレに到着する一行であった。

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