第2話月曜日の憂鬱
朝の光が傾きかけている。そして私に暖かな太陽の光を届けた。丁度目覚ましがなり始めた。今日はすっきり起きられそうだ。いつまで経ってもどれだけ学生をやっていても月曜日は憂鬱だ。深いため息が出る。でもベットから身を投げ出す、しかないのだ。きっと凍りそうなぐらい冷たい水で顔洗えばこのダルさも失せる。冬の空は高く寒い。でも私には空が高いの意味がわからない。
今日の朝食は白米らしい。私はどちらかと言えばパン派なのに、それほど好きというわけではないからいいけど、でもやっぱり好みは会わないねお母さん。
「唯~。行ってくるね。」
「うん。玄関までおくるよ。…はい。行ってらっしゃい。お母さん。」
よくあんな高いヒールを履きながら仕事が出来る美意識が高いのは良いがそろそろ歳も考えて欲しい。
まずい時間がない。急がないと。私の中学と制服は黒色に近い紺色でラインに銀色があしらわれている若干他の学校と比べるとスカートも眺めませんで地味に絶えぬが別に気にしてなんかいない。ここまで来ればみなさんにもお分かりいただけただろう。
私は基本的に物事に対して興味がない。
私さえ得すればそれ以外の事なんか考えていないただのグズだ。人が泣いたって、痛がっていたって、私に対して怒りを覚えたとしても何も感じない。まさしく私は仮面を付けたサイコパスなのだ。
何も感じないと人に嫌われる。私は何故か人に嫌われるのが人一倍いや、100倍ぐらい怖くて怖くて恐ろしいのだ。だから私はサイコパスなのに臆病者で弱い。
この問題さえなければ1人でも怖くない恐ろしくもない。なんで怖いのかもわからない。だから余計に怖い。
「ハァ」
月曜日は憂鬱だ。
さっきよりも深い深いため息が私の心を体までも蝕んで行く。私は学校近くの信号で立ち止まって、そのまま深く深く深く深く、暗く暗く暗く暗い穴に引っ張られる。またこの感覚、魂がぬかれる様な感覚。何も考えられない。ここは何処。私は何者なの。
やっぱりそこには私らしき人物が鏡の向こう側でこっちを見ている。いやみつめている。
手を伸ばそうとすると手を何かで斬られた。
痛くない。なのに大量の血が私を囲み、暗い部屋充に広がり、踝ぐらいまで溜まった時暗い部屋を照らした。鏡の向こう沢山死体の様なものが散乱している。山積みに。
それが私らしき人だから余計恐ろしい。今まで私を見つめていた彼女も倒れた恐らく死んだ。血に流されて山の一部と課した。その時にはもう私の血は口を覆うぐらいまで達して来ていて苦しい。もう無理。私は意識を失った。…死んだ…?
意識を取り戻したのは6限の授業の終わりのチャイムだった。ノートもしっかりとられていて、シャーペンもしっかり握っている。
「今日の授業はここまで、起立」
えっ……。こんな経験今まで1度もない。私が穴に落ちたのは朝の登校の時なのに…あり得ない……何かの病気だろうか…でも言えない。誰にも。そんな信用出来るひとこの世界何処を探そうが存在するはずない。
だって私はグズだから。
今日は月曜日だから仕方ない…よね…?
そういい聞かせるしか私には出来ない。
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