第8話 クエスト

目が覚めたら次の日の朝6時だった。


ちなみにこの世界では1日は24時間。

6日で1週間、1ヶ月は5週で30日との事。

1月から12月まであり、四季もあるらしい。

ちなみに今は2月、冬。


少し早い朝食を宿で済ませ、一息ついてから冒険者ギルドへと向かう。

受付に行き、クエストを決める。

とはいえ、10級冒険者が受けられる物はそれほど多くない。しかも雑用がほとんど。

犬の散歩をして欲しいとか、孤児院の手伝いとか、探し物をして欲しい、他にも色々あるが、大体が街の中での依頼ばかり。


というのもギルド登録は10歳から出来るらしく、こういった依頼は必然子供に行くらしい。


俺は雑用はめんどくさいのでスライム討伐を受けた。と言っても常設の以来だけどね。

スライムの討伐証明はスライムの核らしい。


魔法が使いたくてうずうずしてきた…


さぁ!やって来ました。草原!

受注の時にパーティーを組む組まないで受付嬢といざこざがあったのはちょっとした余談。


スライムを発見したので魔法を使おうと思う。

「ファイアーボール」

唱えると火の玉がスライムに飛んでいった

1発で倒せた。

ただ唱えないといけないのは今後めんどくさくなっていくだろうな…


結局10体倒したあたりでレベルが2に上がったのでギルドに戻ることにした。


「ライセンスをお預かりします」


「それではスライムの討伐報酬は5体で200エンです。スライムの核は5つで100エンで買い取ってます。核はお売りになるかどうかはお任せします」

「5個だけ売ります。それと、ライセンスってどうやったらランクがあがりますか?」

「一応こちらで基準を設けてますが、10級から9級に上がるためには10級クエストを5回達成することが条件です。今日で2回分達成したのであと3回ですね」

「なるほど。わかりました。ありがとうございます」

「報酬が討伐報酬が400エン、核の売却額が100エンで合計500エンです」


スライムを10体倒して500エンか…

宿代も稼げないのはすこし厳しいな…

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