第39話新しい仕事

空達は、引っ越ししてからしばらく部屋の整えたりして、数日ゆっくりしていた。


その間梨香は、何度か出かけていた。


空は、梨香が最近よく出かけてるのが気になっていたので、これからの事をたずねる


「梨香母様、これからどうするのですか?」


空と梨香がリビングで、くつろぎながら話してると志保が部屋から降りてくる


「梨香母さん、空おはよう♪」



「志保お姉ちゃんおはようなのです」


「志保ちゃんおはよう、今日は、みんなで出版社に打ち合わせに行くから」


「はい!昨日はみんなで空の話で盛り上がって寝るのが遅くなって、まだみんな寝てます」


志保が一瞬空を見てニヤリとしたあと、梨香に10年前の記事の電子版を見せる


梨香母さん昨日盛り上がったのがこれなの


カタッ


梨香の前に志保がタブレットを操作して置く


梨香は、そのタブレットを見て目を輝かせる


そこには、

【全国空手道選手権軽量級60kg以下組み手試合】

優勝新川空16歳と書かれた記事が載っていた。


「キャー可愛い♪この容姿で全国大会優勝ってすごい話題になったんじゃない?」


志保は騒ぐ梨香を無視してタブレットを操作して動画を見せる


「え?この空の相手身長180cm近くあるのに60㎏なの?ほんとに軽量したのかしら!」


怒る梨香を見ながら空を見ると下を向き恥ずかしそうにしている


「梨香母様見ないでほしいの恥ずかしいの・・」


動画を見続ける梨香はタブレットにくぎ付けになっている


「はぁー凄いわ~空が強いのがこれでわかった気がするはぁ・・最高よ空」


「みんな何度もこの画像見てたから、今日空大変な事になるわよフフフ」


そんなぁ・・うぅ


そこに理沙が朝食ができたと報告に来る


「梨香母様朝食の支度が出来ました。」


「理沙ありがとう、百合あの子達を起こしてきてくれるかしら」


「わかりました」


百合がシオン達を起こしに向かう


「真帆、ご飯できましたよ」


「うーんわかった」


しばらくすると全員が揃い朝食を皆で食べる


ソラはみんなの視線がいつも以上に感じる


じーーー

じーーー

じーーー

ウフフ


「うー何かみんなの目が…」


梨香は、朝食を食べながら皆に話す


「みんな朝食食べ終わったら今日は、まず旅雑誌社トラベラーに打ち合わせに全員で向かいますよ」


「「はい!」」


真帆は梨香の言った言葉が気になっていた。


『まず?という事は、まだ他にも行くって事?』


空は、嬉しそうに話す


「いよいよエイトクローバーの仕事が始まるのです、ワクワクなのです」


皆で談笑した後、雑誌社に向かう


車で移動中ソラが話しかける


「梨香母様、お仕事決まってもあの人達邪魔してこない?」


「前にも言ったけど、この前の雑誌人気が合って、あの時の会社を解散したにも関わらず、問い合わせが多いの。

エイトクローバーを設立してからは、さらに問い合わせが多くて、いろいろな会社からお話しを聞いてるのよ。

それでね今日その打ち合わせと、ちょっとしたパーティーに呼ばれてるから、みんなで参加するのよ」


「「「「えーー!」」」」


「よかったね、お姉ちゃん達みんな綺麗だからだよ♪」


梨香は、空にあきれ返る


「何いってるの?問い合わせと仕事依頼一番多いの空あなたよ!」


「えーー!何で?空参加してなかったのに?」


シオンが空に怒りながら話す


「空!この前の雑誌見てないの?」


理沙が空の前にタブレットを置き、この前の雑誌社のホームページを見せる


読者が選ぶ


【温泉と鉄子登場モデル人気アンケート】


1位九条真帆 3500票

2位四宮志保 3300票

3位九条シオン 3100票

4位篠原栗栖 1800票

5位木村キララ 1200票

6位     

7位 

・  

謎の美少女問い合わせ数18000件


次回観光列車と温泉とB級グルメのを新しく企画予定です撮影は未定です。

予定モデルを読者に決めていただき企画部で出演依頼いたします。

ここで皆さんからの誰が雑誌に出演てほしいか、アンケートを実施します。

上位者への撮影依頼は編集部が責任をもって交渉いたします。



【次回観光列車と温泉とB級グルメ出演してほしいモデルランキング】〇/〇時点

  

1位謎の美少女 25800 票

2位真帆 9500票

3位志保 8300票

4位シオン 8100票

5位アリス 2200票

5位栗栖 1800票

6位キララ 1200票


『えー?何これ?お姉ちゃん達上位独占じゃんすごーい』


空は人ごとのように話しかける


「真帆お姉ちゃん達上位独占だね。凄いです。

新しい雑誌の方でも登場してほしいランキングもダントツ上位だしすごーい!」


皆が呆れて空を見る


「ねえ空さっき母様が言ってたこと聞いてないの?」


「ほえ?」


「ほえじゃないわよ!」


シオンがタブレットを指さし教える


「ここ!よく見て!」


「ん?何この謎の美少女って、え?もしかして空の事?」


皆が頷く


「トップモデルの私たちを差し置いて空が1位何てちょっとショックだったんだからね」


真帆お姉ちゃん・・


「そうそうしかも圧倒的大差だもん、でもそれだけ空が魅力的ってことだから嬉しいけど」


志保お姉ちゃん・・


梨香が空に話す


「今回の雑誌はね、四葉グループと対立関係にあるグループ会社だから心配ないわよ。

むしろこれをきっかけに四葉を叩くって言ってたわ!

桜コーポレーションの会長がね」


それを聞き真帆たちも驚く


「「「「えーー!」」」」


「お母様桜コーポレーションって言ったら日本最大の商社じゃないですか!

グループ会社だけでも200以上って言われてる、とんでもないグループのトップじゃない」


「それがね、会長だけじゃないのよ、社長はじめグループ傘下の大手食品、製薬、車、音楽、家電、の各社長が広告に使いたいとまで言って来てるのよ」


志保が驚きのあまり聞き返す


「お母様なんでこんなことになったのですか?

きっかけは何ですか?」


梨香は空を見つめ話す


「全ては空ちゃんなの」


「えーー!何でえそんな人達空知らないよ!

そんな偉い人達が何で絡んでるの?」


「私も驚いてるのよ、何で?ってね、今回空を参加させるのが絶対条件で、パーティーも連れて来てほしいって言われたのよ」


空は、不安そうに聞く


「母様信用して大丈夫なの?」


「それは、大丈夫よだって相手は、空を指名して来てるし、契約も好条件で話しさせてもらうって言ってくれてるのよ!

相当空の事気にしてる見たいよ、空何かしたの?」


じーーー

じーーー

じーーー

じーーー


「みんなそんなに見つめないで、空知らないのです」


「まあいいじゃない、向こうは巨大グループだし、上手く行けば四ツ葉グループから守ってくれるかもよ」



「さあ着いたわよ、え?サクラ総合出版?旅雑誌トラベラーじゃないの?このビルの中… みんな入るわよ」




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