第8話
ツヴァイは相変わらず、壊れたまま。
ミルは習慣になってしまったのか、毎晩俺を待っている。
尋ねたことには答え、促せばぐずることなくベッドルームに戻る。
聞き分けが良すぎる幼子に、自分があの年頃の時はどうだったかを思い出そうとするが、記憶にない。
周りを困らせることのないよう、子供なりに考えて無理をしているのではないか。
いつも利口にしているし、家に閉じ込めて生活させているのだから、少しくらいは。
そう思って、何か欲しいものはないかと聞くと
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ぱかっと口が開いた。
生え揃った乳歯の並びが良い。
だが、今はそれはどうでもいい。
「玩具か服、菓子。何か欲しいものくらいあるだろう?」
分かり辛かったのかと例を出してみたが、ゆるゆると首が傾く。
開いたままだった口が閉じられて、大きな瞳だけが真っ直ぐに此方を向いていた。
悩んでいるのかと暫く待ったが、ミルはぼんやりとしているばかりで返事をしない。
なかなか珍しい反応だが、欲しい物の一つもないわけがないだろう。
環境の変化などから精神衰弱、思考が内向的になっていたりはしないか。
子供らしさを求めているわけではないのだが、それにしたって何も欲しがらないのは妙だ。
こんなに小さい内から、既に遠慮をしているのだろうか?
じっと此方を向いている真っ黒な瞳を見つめ返すと、そぉっと掌で瞳を隠された。
本人は気付かれていないつもりかもしれないが、あからさまが過ぎる。
だが、それを指摘するのも大人げない。
時間も時間だったので早く眠るようにと促せば、いつもより足早にベッドルームに戻った。
さて、どうしたものか。
あのくらいの年齢の子供は何を欲しがるのだろう。
あれもこれもと買い与えるのは良くないだろうし、ミル一人だけではなくツヴァイの分も何か見繕うべきだ。
もしかしたら、僅かにでも反応するかもしれないし、平等であった方が何かあった時に揉めない。
「ふむ」
いくらか一人で考えてみたが、さっぱりだ。
リサーチをかけてみても、情報量が膨大で処理しきれない。
音が出る、口に入れても安全、怪我防止、柔らか素材、知育。
並ぶ文字の波に目を通しながら、世の中の子を持つ親達はどのようにして、この尋常でない数の商品の中から子供に与えるものを決めるのかを問いたくなる。
専門外の問題を前にして、相談が出来そうな人物がいないかを考えてみる。
父が運営する企業や関係者は能力が高く、どのような問題でも適切な対応が出来る人材が揃っている。
俺が呼び掛ければ従ってはくれるのだろうが、ただでさえティオ達の遺体などの後処理で不審がられているのだ。
優秀であっても、逐一此方の行動が父に伝わる。これ以上動きを見せるようなことになれば、二人の存在が露見するのは時間の問題である。
父の元に居れば生活は此処より良くなるだろうし、不自由は何一つない。
きっと、外にも出ることが叶うのだろうが、本当の意味での自由を失うだろう。
何の為に一人で各種手配を済ませ、此処に匿っているかを考えれば、父の息がかかった人間に相談など出来るはずもない。
では、他には?
そこで思い当たったのは、家政婦として雇った女だ。
身元に問題がなく、能力面も可も不可もない善良な一般人。
家庭環境は会社員の夫とスクールに通う子供が二人、だったはず。
であれば、経験から子供が何を欲しがるのか見当が付くのではないか。
思い立って、定時連絡の際に思いつくものをリストアップさせた。
知育玩具から絵本まで、まあ無難な選択だろう。
誰かに買いに行かせるわけにも行かないので、時間を縫ってそれらを購入し、ミルとツヴァイに与えた。
どさっとベッドの上に広げてみせると、ミルはすぐに寄って来た。
どうしたの、と口にしなくても瞳が語っていたので、お前達の物だと言えば、極々小さい声で礼を述べる。
なかなか悪くない反応だと思い、ツヴァイの方はどうかと確認してみる。
此方は全くの無反応で、視線すら動かない。
興味くらい持たないものかと期待していたせいか、肩から力が抜けていく。
やはり、物を与えてどうにかなるものではなさそうだ。
後日、家政婦からの定時連絡ではミルは随分玩具を気に入っているらしい。
色んな玩具を手にとっては一通り遊んでみたり、絵本を開いて眺めているそうだ。
それだけ気に入ったなら、買った甲斐もある。
俺を待っている間も絵本を開いていて、一体何を読んでいるのかと覗き込むと、空想の生き物や動物がページいっぱいに描かれているものだった。
文字が読めないからか、こういう派手な絵に惹かれるのだろう。
「読んでやろうか」
何度も眺めているからには、好きなのだろう。
絵本なのだから、絵を見ていれば大体の内容は把握出来るが、物語も分かっていた方が文字に興味を持ちやすそうだ。
提案すると、ミルは大人しく絵本を俺に寄越す。
絵本なだけあって、これならそう時間を掛けずに読み聞かせられそうだと、ページをぱらぱら捲っていると大きな頭が視界に入る。
ページを追ってゆらゆらと揺れる頭がおかしくて吹き出すと、振り返ったミルが不思議そうに目をぱちくりとした。
「よむ?」
「ん、んん。分かった、今から読む」
「うん」
大きくページを開いて、一つ咳払いをする。
本の内容を読み上げるのは、スクールで教科書の朗読をする時くらいでやや気恥ずかしいようなかんじがする。
しかし、眠そうな幼子をいつまでも待たせるのも気の毒だ。
読み聞かせ始めると、最初は大人しく座っていたミルの身体が徐々に俺の方に寄ってくる。
見え辛いのか、聞こえ難いのか。
ゆっくり、はっきり。
聞こえやすいようにと意識しながら一冊を読み終えると、ミルは満足そうに息を吐いた。
面白かったかと聞けば、こっくりと頷く。
大事そうに絵本を抱えて
「ありがとう、おにいちゃん」
「ああ。どういたしまして」
「あしたも?」
「明日か?」
「つぎ、ほかの」
「時間があったらな」
「うん」
また、こっくりと頷く。
そういえば、この子供が何かをして欲しいとねだるのは初めてかもしれない。
くしゃっと頭を撫でると、欠伸を漏らした。
あまり遅くまで起きていると睡眠が不足する。
睡眠の不足は成長の妨げになるという。
出来る限りの努力はするが、本一冊分を読み聞かせ終わる時間が、幼子が寝る時間に間に合う時だけになりそうだ。
そうして、何度か本を読み聞かせる過程で文字を指で示すようにしてみた。
賢いとは思っていたが、ミルは覚えが早い。
何度も読み聞かせていたとはいえ、当てずっぽうではなく正確に文字を理解したようで、俺を真似て文字を指差して口にすることが出来た。
「いぬ」
しっかり、犬を意味する文字をなぞった指先に驚いた。
「・・・・・・そうだ、犬だ」
「みちに、まよった、いぬ」
言いながら、一つの単語を丁寧になぞり、指先を止め、また指し示す。
「! もう覚えたのか?」
驚くほどの学習能力だ。
本人は恥ずかしそうに足をぷらぷらと揺らしているが、こんなにも出来るのだから、しっかり褒めるべきだろう。
開いていた絵本を退けて、ミルと向き合う。
「お前は賢いな」
褒めたつもりだが、何か違う気もする。
ミルも褒められたというかんじではなく、よく分かっていない顔で首を傾げていた。
こんな時、親であれば。
ティオだったら、どのようにこの子の成長を褒めたのだろう。
死に顔が脳裏を掠める。
俺はツヴァイやミルから母親と祖父を奪っただけでなく、あの二人から子供や孫と共に生きる未来を奪った。
華奢な身体を壊さないよう、慎重に持ち上げる。
膝に座らせた身体は見た目よりは重い。
この重みが命の重みなのだろうか。
太腿の上に広げた絵本を乗せる。
ミルがじっと絵本を見ているのは、顔が見えなくても分かった。
「俺と会った日のことを、覚えているか」
ぽろっと零れた呟きに、膝の上の身体がぴくっと動いた。
ああ、やはり覚えているのだ。
賢い子だ、よく分かっている。
細い腰に腕を回すと、細すぎて注意しないと折ってしまいそうなくらいだ。
「俺はお前と・・・・・・ツヴァイから家族を奪った」
言って、どうする。
事実を口にしたところで、傷付けるだけだ。
だが、口にした言葉はなかったことには出来ない。
「まま、じいじ?」
ほら、覚えている。
責める響きのないミルの声が耳に痛い。
「・・・・・・そうだ」
「おにいちゃん」
俺を呼んだのではないと、はっきり分かる。
この子は俺の手によって奪われてしまったものを理解していた。
「ああ。そうして、俺はお前からツヴァイまでも奪ってしまうかもしれない」
今はまだ、生きてはいる。
身体は、確かに生きている。
それだけ。
「あんなのは、生きているとは言わない」
俺は殺してしまった。
自分の為に、人を手に掛けた。
それどころか、何の非もない子供の心を壊して、何も分かっていない幼子から奪ってしまう。
許しを乞うべき立場で、縋るように細い身体を抱き締めた。
「殺すつもりなんて、なかったんだ。ただ、話をするだけのつもりだった、なのに」
言い訳だ。
聞き苦しい、惨めな言い訳。
奪った相手に、被害者であるこの子に縋って、なんてみっともない。
目頭が熱くなったが、それだけは耐えなければならない。
加害者の俺に泣く資格はないのだから。
歯を食い縛って耐えていると、不意に腕が叩かれる。
ごく軽い力で、ぽんぽん、と宥めるように。
「おにいちゃん」
俺をそう呼ぶ。
呼ばれる度に、胸がいっぱいになったし、痛くもなる。
「違う」
「おにいちゃん?」
戸惑っている。
なのに、宥めるような手は止まらなくて、黙っていられなくなる。
「違う。俺はお前の兄には・・・・・・家族にはなれない」
本当は、なりたかった。
兄と呼ばれて、嬉しかった。
この子の兄になって、家族になりたかった。
でも
「なる資格が、ない」
人殺しの、それも母親を奪った人間がどうして家族になれる?
奪っておきながら自分は家族を欲しがるなんて、虫が良いにも程があるだろう。
吐き出した言葉をミルはそのまま口にする。
それはなんだと言いたげな響きは、あえて無視した。
「俺はお前たちに償いがしたい。出来ることは何だってする、どんなことだって、するから」
じゃあ、死んでくれ。
そう言われても仕方がないことをした。
許してくれなんて、とてもではないが言えなかったが、これでは殆ど同じことだ。
幼子に縋って懇願する。
なんと見下げ果てた姿か。
自嘲する俺に対して、ミルは蔑みもしなければ、疎むこともせず
「おにいちゃん」
背中を向けるように座らせていた身体を捩って、俺を見上げる。
真っ黒な瞳に泣き出しそうな情けない自分の顔が映り込み、小さな掌が頬に添えられた。
「だいじょうぶ」
「お前・・・・・・」
「おにいちゃん、だいじょうぶ」
俺とツヴァイのどちらのことか、判断は付かない。
ただ、ミルは笑っていた。
なんの根拠もなく、なんの説明もないのに。
初めて見た無垢な笑顔に、涙が零れそうになった。
ぐっと背中を丸めるようにして、ミルの頬に己の頬を当てる。
こうすれば、涙を堪え切れない醜い顔を見せずに済むだろう。
「ありがとう、ミル」
許されなくても良い。
せめて、この笑顔を守りたいと願った。
ミルとは距離感が縮まった。
だが、ツヴァイとは。というより、ツヴァイは変わらない。
此方から働きかけてみるべきかもしれないと思い直し、少しでも早く帰ってベッドルームに立ち寄るようにした。
嫌がられるかとも思ったが、ツヴァイは喜びは勿論しないし、嫌がりもしない。
虚空に向けられた瞳は、死んだティオのそれによく似ていて恐ろしくなる。
ツヴァイは痩せてきた。
子供らしい丸みがなく、骨が浮いている。
食事が足りていないのだろうが、力尽くで食べさせるのは最終手段にしたい。
ミルも気にしているようで、菓子を買って帰ると必ずツヴァイに声を掛けていたが、妹の呼び掛けにも応じる様子はなかった。
ベッドルームに顔を出すようになってから、扉を開けるまでが非常に気が重い。
ミルのようにコミュニケーションが取れるなら、時間をかければ何とかなると思えるが、ツヴァイは一切コミュニケーションが取れない。
それどころか、反応がない。
反応がない相手に話しかけるのが、こんなにも精神的に参るものだとは思いもしなかった。
今日も駄目だろうな、という気持ちと今日こそは、という気持ちは7:3程度。
気が重いが、絵本を抱えて待っているミルが隣に居たので、扉を開ける。
ツヴァイは半身を起こして、ぼぉっとしていた。
寝たきりでないだけましなのか、どうか。
ミルが拙くツヴァイに話し掛けているが、何のアクションもない。
ツヴァイとは対角の位置に腰掛けると、集中力が切れてしまったのだろう。
ベッドの上でころころと転がるミルの姿に、少しだけ癒される。
「危ないぞ、ミル」
一応、注意をしておくと「うん」とだけ返ってくる。
返事はあったが、転がるのは止めるつもりがないらしい。
ちら、とツヴァイの方を窺い、特に何の表情もない顔に溜息が漏れる。
現状を考えれば先は長そうだ。
と、普段から大人しい子だから。
賢い子なので大丈夫だろうと、目を離したのが悪かったのだろう。
ずるっ。
「あ」
ベッドの端からずり落ちそうになっているミルを見て、ほぼ反射的に手が伸びる。
腕を掴んで引き戻すと、深紫の髪が隣で揺れていた。
「っツヴァイ」
四つん這いになってミルの服を引っ張っていたツヴァイは、俺の呼び掛けに反応しなかった。
聞こえていないのか、それとも無視されたのか。
俺には分からないことだが
「あぶないよ」
「うん、もうしない」
手を握られ、ミルが頷くとツヴァイは笑った。
目を細めているだけにも見えたが、きっと笑っていた。
あれから、ツヴァイはミルについて歩き回っているらしい。
反応をするのがミルにだけ、というのは些か不安が残るが、前の死んでいるような状態より随分良い。
食事もミルと一緒になら、きちんと食べるようになったそうなので一安心した。
まあ、ミルを叩いた。玩具を取り上げたと聞いた時には驚いたものだが。
思考し、自らの意志で行動をしているようなので、少しずつでも回復はしていると信じたい。
一方で、聞き分けが良いとは思っていたが、あまりにも従順過ぎるミルに幾何かの不安も感じた。
相手が何を考えて行った、話したというのを何となく察する。
空気を読むのが上手いようで、今回の件も叩かれたというのに泣くこともなく、ツヴァイは悪くないとだけ主張することに違和感を覚えた。
普通なら何も悪いことをしたわけでもないのに、急に叩かれれば泣くだろう。
泣いて、怒って、大人に話す。
自分は悪くないのに、こんなに酷いことをされたのだと主張して然るべきなのだが
「何にしても、このまま閉じ込めておくのは精神衛生上良くはないのだろうな」
嘘は良くない、と言い聞かせてから眠らせたミルはまだまだ小さい。
丸まった身体に布団を掛けてやり、そのままベッドを抜け出す。
接する人間が少ないせいで、機嫌を損ねないようにと気を遣うのかもしれない。
近場だと場所を特定されかねないが、遠出すれば・・・・・・いや、二人の体力の問題もあるか。
スケジュールを詰めれば、一日くらい捻出出来る。
ミルが出掛ける気になれば、ツヴァイは後をついて来るだろう。
徐々に回復している傾向にある、外部からの刺激が良い方向に働けば良し。
そうでなくとも、たまには外で自由に遊ばせてやりたい。
脳内でざっくりと予定を組んでから、後日。
ミルに何処か行きたいところはないかと尋ねた。
大体予想していたが、ミルは黙って首を傾げている。
以前、何か欲しいものはないかと聞いた時と同じように礼を挙げてみれば、鸚鵡返しで繰り返す。
まるで分かっていないような反応に、まさかと思ったがミルは外に出たことがないという。
遊びに行くどころの話ではなく、外出したことがない。
衝撃のあまり、顔を掌で覆う。
酷い頭痛がしたが、ツヴァイの方はどうなのか。
ツヴァイは答えないだろうし、ミルは知らないらしい。
首を傾げている幼子を前に、出会った日のことを思い出す。
怒気を発していたティオの言葉を思い返せば、彼女等が父から逃げ隠れしながら暮らして来たのは察せられた。
それでも、近くに連れ出す程度はしているものと考えていたのだが、考えが甘かったようだ。
まさしく籠の鳥だったのだから、行きたい場所なんてピンとこないに違いない。
検索機で子供が喜びそうな場所の画像を表示して見せ、簡単な説明を添える。
公園、遊園地、ショッピングモール、動物園。
一通り見せた後に、改めて何処か行きたいところはないかと聞くと、ミルは首を横に振った。
「ううん」
拒否。そんな風な言い方だった。
気分が乗らないのか。
落ち着かせるように頭を撫でてやり、質問を変えた。
「外に出たくないのか?」
「うん」
懸念していたことだったが、ミルは今度は首を縦に振った。
「どうしてだ」
あまり聞きたくはなかったが、聞いておくべきだと判断した。
いつもは考える時間をたっぷりと取るミルが、この時ばかりは即答する。
「こわい」
こわい。怖いとは。
何故、何が、と問う事はしなかった。
怖いと口にする理由に心当たりはあった。
外に出たことがないわけではない。
ミルはきっと、あの時、初めて外の世界に足を踏み出したのだ。
初めて見る外で。
初めて雨に濡れて。
初めて家族を失った。
俺のせいで。
目の前が暗くなる。
頭痛が徐々に酷くなった。
顔を顰めたのと同時にミルが此方を振り返り、びくっと震える。
「ミル、お前」
怖いのは、外ではなくて俺なんじゃないか?
肯定されるのが恐ろしくて、続きが出てこなかった。
「いや、そうか。そうだな」
「おにいちゃん?」
「いいんだ、気にするな」
「うん?」
何が、気にするな、だ。
気にしてくれというような言い方に、幼子相手に何を期待しているのかと恥じたが、幸か不幸か。
ミルは気付いた様子はない。
「さあ、もう寝る時間だ」
「うん」
いつも通りに手を引く。
素直について来たミルの為にベッドルームの扉を開く。
一緒に扉を潜ることはせず、小さな背中を見送った。
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