第31話 小説を書く理由。
書き出したのはもう小学生の時からだからなー。
ああ今でも思い出す。提出すること知らずにノートの下1/4に内職で小説書いてたこと……
とはいえ、ワープロ専用機でキーボードが使える様になった大学生、80年代真ん中辺りからはまあこれでもかとばかりに書く様になりましたな。
特に、就職してからは「書かなくちゃ生きていけない」感じでしたわー。
まあたぶん、根本の一番の理由はワタシが異様に早口だったことだと思うんですね。今はまあ、早口には違いないんですが、一応意識はしているということで……
それと、話がぽんぽん飛ぶこと。
何せ「好みのタイプは?」と聞かれて、「ワタシの話をちゃんと聞いてくれるひと」という時期もありましたからねー。
実際のとこ、人と付き合うことの面倒さにそれも無しになりましたが。
そう、早口。
今となってはADDとかADHDとかもきっと入ってたからだろーと思いますよ。
あっちこっちに話の興味が飛んで、それでいて相手がどう受け取るか理解できないということが酷く長く。というか、判らないことが判らなかったんですが。
高校生の時バイトで母親と一緒に、海の家の手伝いに行っていたんですが、彼女と話していると、周囲は「聞き取れなかった」そうです。早口すぎるのと、話題が飛びすぎるということで。
なので、社会に出るとまた「通じ無さ」がみしみしと自分を苛んでく中で、一方的に延々自分の考えることを文字化できる小説なりエッセイなりというのは「無くてはならないもの」だったんですね。
生きてくうえで。そうでないと本音を大量にぶちまける場が無くて、気持ちが窒息していたと思います。
ただ一方的に訴えたい願望が強かったんですよ! 普段が「何で通じないんだ?!」という気持ちのかたまりだったから。
つか、基本的にワタシと会話するひとは聞き上手ですよ…… もしくは、打ちっぱなしテニス状態。
で、またタイピングも間違えはするんですが、一応毎日こーやって「四代目」を2000字続けられる程度には速いんですわー。カナ入力ですし!
ワタシの覚えた時代はまだカナ入力も結構多かったんですよ。一度身についてしまうと、頭の中でローマ字変換しなくていいので速いのですな。
昔の記録では、「カラーミー」が、原稿用紙換算100枚程度なんですが、これを一日で書いたことがある。あの時はアタマぶっ飛んでた…… 若かったし……
まあバンドの話とか百合とかになってくると、モデル無しだから、もろ自分の何とやらが入ってくるんですが。毒親多いですねえ!
今となってはウチ自体が皆何処かおかしかったんだということ気付いたりしてますが、そーやって文章の中で「これは辛いのよ辛かったのよ!」と言わずにはいられなかったというか。
ママチャリのレポでワタシが50過ぎのおばはんということは出てますが、一番よく小説書いてた20代後半からの十年くらいは、何とゆーか色んな見えない何かと闘っていた訳ですな。何だかんだで。
んで、今となっては二次だの気楽になったからやっと「他人」を書けるようになった、とかあるんですが。
まあやっぱり「書く」以上に自分に適したコミュニケーション方法が無いからじゃないかなー、と思いますわ。
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