第26話 編み飾り。→あみもの。

 「四代目~」で編み飾り編み飾りと言ってますが、個人的にあの棒や鉤棒を使って「編む」ということがそーいえば日本では明治以降だよなー、というイメージから。

 ぐぐってみると、ネット的なものは旧石器時代からあったようだけど、まあ何というか、今の我々が知っている様なものははて。

 ということで、パンプキンシザースに出てくるカウプラン文明的に、ぽんと一見簡単なものを放り込んでみたらどう動くか、というのをおはなしの中で実験中というか。思考実験というか。


 まあそれをとっかかりにして全くお付き合いのない女性達とつながりを持つという意味もあるんですが。この先どう広まっていくかはお話次第。


 と書いてる自分はと言えば。


 編み物は母親がやってたんで、本がありましてねー。

 んで、「暮しの手帖」の1960年代のもの(これは父親がずっと買ってた)を読みながら作りかけで畳がまだでブルーシート(オレンジだったけど!)敷きで、それでもそれなりに書斎めいてた部屋で覚えたばかりのかぎ針編みで「蛇」を長々と作ってましたー(笑)。

 円形を綺麗に作るには、一番目の締まった、編みぐるみに使う「細編み」の場合、六の倍数のとこで増やし目をしないといけないんですね。しないでそのまま段を乗り越えてつくってしまうと、ひたすらぐるぐる。そんで蛇になってしまうという。

 まあそこでこっちが納得するまで蛇を作れたんで編み物にはまれたんでしょーなー。

 ただし! ワタシはどーしても当時当たり前になっていたフランス式の糸のかけ方(かぎ針を鉛筆持ちのようにして左手の人差し指で糸を取れるようにひっかけておく)ができなくて、後にアメリカ式と知った、いちいち右手でひっかけていく方法だったんですな。

 これはアメリカ式というだけあって、できることはできるんですが、上手く調整しないとふんわりしないので! 棒針で靴下とか作る時とか、かぎ針でもレース編みにはみっしりしたものでいいんでしょうが、ふんわりさせるには(笑)。

 なのでワタシが大学の時作ったセーターは2キロあって重すぎてセーターとして着るには至らなかったという…… おい。

 防寒にしても、内側に着るにはあかんですわー。ここまでみっしりしたら外側だよおい! という。


 ちなみに現在も編み物は好きと言えば好きな方なんで、風呂で使う(笑)アクリルたわしとか背中の垢すりとか作ってまっせ。一応旅行にもアクリルたわしは持ってったぞ(笑)。


 アフガン編みというものも一応そのガキの頃覚えたので、今でも理屈はわかる。その長い鉤棒が手元にないんで何だけど、まあできることはできる。あっちの編み方がみっしりなのも何となく気持ちはわかる……

 なんだけど、これはともかく進みが遅いので、かぎ針の様にはなかなかわくわくはしないだろうなー……


 

 

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