第777話 奇妙な運命
あ、昨日言うの忘れてました。
レビューいただきました、ありがとうございます!!!!!!
めちゃくちゃ嬉しいですね笑笑
これからも頑張りますのでこの拙作をどうぞよろしくお願いします。
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ーーー称号《預言者》を獲得しました。
預言者? なんで預言者なんだ? しかも予め言うんじゃなくて預けて言うになってるし。ま、いっか、そんなことよりも効果が気になる。
《預言者》‥レベルをリセットする。リセットする前のプレイに応じて一つの預言が下される。それを守ることで加護を受け、守らなければ災いが降り注ぐ。
……な、なんでだこれは。なんか思ってのと違うんですけど。
『あ、陛下! すみません間違えました! 教会ではレベルを下げるのではなくてリセットを、単にレベルを下げる場合は、妖魔の湖にいけば良いらしいです! レベルリセットはどうやらですけど、少し面倒になことになるようでして……』
はぁ、そういう大事なことはもう少し早く言おうな? な? じゃないととんでもないことになるからさー。でも、これはメガネくんを責められないなー。俺もなんとなくでやっちゃったし。
でも、だからと言って俺が悪いわけでも無いよな?
それに、面倒くさいことって絶対にこのプレイに応じた預言って奴だろう? もう、なんというか地雷臭しかしないんだよな。うわーなんて言われるんだろうか。でも、まだ何も言われてない。来るなら早めに来て欲しいです。それまでずっとソワソワしていないといけないのが嫌だ。
あ、そうだ。ステータスを見てみよう。
▪︎ライト Lv.1
そりゃそうだよな。なんせ今しがたリセットしたばっかだもん、これで逆にレベル5とかだったら逆に気まずいわ。
「はぁ……」
レベル上げしますか。しかもこれの何が辛いのかっていうとレベルを上げても俺は強くならないってことなんだよな。まあ、その分従魔たちが喜ぶし、強くなるしで良いんだけど、モチベが、ね?
「あ!」
そうだ。そういえば何処ぞの魔王さんが初心者の為に効率の良い狩場を提供してくれてるんだった。そこを使わない手はないよな?
具体的にどれくらい下げるか決めてたわけじゃないが、まさか一からやり直しとはな。初心に帰って全力でやらせてもらうぜ?
「【天駆】!」
俺はダッシュで魔王城に帰った。そして、正門から入り、第一層にいる骨と蜘蛛を倒しまくった。途中で狩り尽くしてしまった場合は自分で召喚したり、アスカトルに生成してもらったりした。
自分で召喚したり配下に生成させたりしているせいか、気持ち少し経験値の入りが悪いように感じたがそれでもお構いなしに、倒しまくった。途中からもう追いつかなくなって第一層と第二層を行ったり来たりもした。
❇︎
「レベルアップしました」
これで漸くレベルが七になった。かなりの時間をかけてこれだから相当上がりにくくなってるな。まあ、敵が弱いのもあるからもっと効率的にやろうと思ったら強敵を倒しまくった方がいいのかもしれないが。
早くメガネくんに強い敵を見つけてもらわないとな。レベルリセットの名誉挽回として。
そんなことを考えながらほぼ無意識にスケルトンを蜘蛛を屠っていると、ふとあるものが目に入った。それはぱっと見、日陰のように見えて気にも留めなかったが、よくよく考えて見るとおかしい。
だって、影が産まれるための物体がそこには何もないのだから。
俺は一時狩りを中断して、その奇妙な影の元に近づいた。そしてよく見てみるとそれは水面だった。
一瞬、湧水か温泉かと思ったが、ゲーム内でまさかそんなことは起きないだろう。だから俺はあることを決意した。
「よし、入るか」
ぽチャン
幸い、俺には水中適応という便利なスキルがあるんでな。水の中は俺の庭みたいなもんなのだ。
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