第3話中国とコロナ
私が中国杭州に行ったのは北京オリンピックの年3月である。
国内の仕事が暇になったので1年位ならと軽い気持ちで引き受けたが、結果的には4ヶ月で終了し帰国したが、仕事としては機械設計、機械加工、製缶、組立部門の指導者としてであった。
中国内でもエレベータやエスカレータの民間グループ企業で有った。
そこで最初に赴任したのがモーターを造っている会社と聞いて、電気は専門外なのにと思ったが、1ヶ月くらい真意がわかった。
いまでも差ほど変わっていないかも知れないが、技術的には日本と差もなく、大きな違いは、階級と面子が日本国内では考えられないくらい大きい。
年中中国を訪れている人には笑われそうな気もするが、今回のコロナの初動体制にも大きく絡んで居そうだと思われる。
モーターの不具合で1日3~5台を廃棄すること3年余り、原因が工場では不明なので図面をと言っても設計部は渋って出さないので社長命令で出してもらい、3ページを捲っただけで判明。
この件を解決するために私を呼んだと思うのは、5月に入ったころに1年契約を打ち切りたいとの話が出て、こんなことなら成功報酬制にすれば良かったと思ったものである。
今回のコロナの件も設計部のメンツと同じような部所のメンツが有ったように思う。
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