65.分離錬成習得
暗くなってきたので【ライト】を使う。
寒さ対策に火をかまどで焚く。
ついでに魚を竹串に刺して焼く。
「わー! にゃんこさん、お魚1匹分けてください~!」
そう言いつつアウレネは仕留めた黒いカラスの魔獣、バッドクロウを見せる。
俺はバッドクロウを爪で解剖して、肉を竹串に刺して同じように焼くことにした。
「お魚なんて16年ぶりです~」
アウレネは魚を獲ったことが無いらしい。
仲間がたまに獲ったのを食べていたそうだ。
良い感じに焼けた2匹の魚のうち1匹を渡す。
「いただきます~。はむはむ」
俺も黒魚の串焼きにかじりつく。
うむ、プリプリの白身がたまらん。
日本酒が欲しくなるな。
猫だから飲めないが。
「おいしいです~」
俺達は魚を食べた後、バッドクロウ焼きも食べる。
こっちは微妙に苦くてマズかった。
先にこっちを食べるべきだったか。
◇ ◇ ◇ ◇
よーし、次は分離錬成とやらを試してみよう。
木を取り出す。
木のストックが無くなってきたから明日にでも補充しよう。
「にゃー(『因果に抗い並び直せ。分離錬成』)」
木から炭素だけ抽出するイメージで唱える。
む、また眠気が。
「にゃんこさーん。にゃんこさん?
お~い」
どうやらこの分離錬成も馬鹿みたいにMPを消費するらしいな。
強烈な眠気でもう体が動かない。
おやすみなさい。
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鑑定結果
名前:トミタ・ミナモト
Lv:28(20歳)
種族:猫
スキル:【鑑定Lv100】【鑑定阻害Lv3】【四次元空間Lv100】
【ライトLv11】【ライトニングLv3】【ヒールLv5】
【鍛冶Lv4】【加速錬成Lv4】【変性錬成Lv7】【分離錬成Lv3】(NEW!)
【経験値100倍】【習得Lv100】
ステータス:
HP 1,920/1,920 MP0/1,341
ATK337 DEF287 MAT397 MDF265 SPD473 INT310 LUK104
称号:【王者を討伐せし者】【救済者】【超炭鉱夫】
【エセ神】【エセ大魔導士】【錬金術師初心者】
異世界に転移した茶トラの猫。元は人間だったらしい。
ドラゴン並みの強さと耐性を持つ。
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鑑定結果
【分離錬成Lv3】
説明:錬金術スキル。物体を分離させる。
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