6.2

 使用人達が、自分達にももっと仕事を任せて欲しいと言ってきた。テオドールと話し合って、今までよりも責任の重い仕事を頼んだのだが、互いに協力しながらしっかりとやり遂げてくれた。勿論テオドールや俺自身も確認はしたが、彼らもただ雑務だけで終わらせるような人材では無かったと気付かされた。

 思い遣りのつもりで、彼らを甘く見てしまっていたのかもしれない。しっかりと謝罪をして、次からはより多くの仕事を任せると伝えた。こんな話をヘレナにしたら、徹底的に叱られてしまいそうだ。

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