25.12

 今日は皆で家で過ごすつもりだったのだが、両親に言われてヤンと二人で出掛けた。特に父は、母と共に過ごせるまでに色々あったから、夫婦二人で過ごす時間を大切にしたい気持ちがあるのだろう。その言葉に甘えることにした。

 ヤンは飾り付けられた町を見ながら歩くだけでも嬉しそうだった。食事をしながら、昔からこの景色を楽しむことに憧れていたのだと話してくれた。今、それを俺の隣で見られることが嬉しいのだ、とも。

 俺もまた、こうしてヤンと一緒に歩けることが幸せだと伝えた。ヤンがいてくれて良かった。

 大好きだ。

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