24.12

 夕食は皆で食べた。勿論、使用人達も含めてこの家で過ごす人間全員でだ。

 テオドールやスティーヴンは躊躇っていたが、ヘレナ達が喜んでいる様子を見て諦めたようだ。最後には気にしていたことも忘れるほど楽しんでくれたようで良かった。

 贈り物は、両親が眠ってから枕元に置きに行こうと思う。両親の眠りは深く滅多なことでは起きないし、俺達よりもずっと早く眠る。今頃は、二人で話しながらうとうとしているだろう。

 その後で、ヤンにもプレゼントを贈ろう。今日は俺の部屋に来て欲しいと伝えてある。この贈り物が、ヤンにとって嬉しいものでありますよう。

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