16.5
テオドールに、最近の俺は常に機嫌が良いと、取引先にも評判が良いと言われた。ルッツとヤンのおかげだろう。
今日のルッツは相変わらずよく眠っていたが、途中で目を覚ましたようで、小さくまばたきをしていた。
数日であっても変化はあるもので、生まれたばかりの頃よりもはっきりと目が開くようになった気がする。
抱き上げると、動いた手が俺に当たり、ルッツが元気いっぱいなことが分かって嬉しくなる。子供を腕に抱き、最愛の妻が見守っている。今の俺の、何よりの幸せだ。
未だ慣れることができず、腕が痺れる。そう話すと、ヤンは笑った。母となっても、笑顔の可愛らしさは変わらないものだ。
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