明日、朝。

明日、朝。


日差しがカーテンから差し込む。


フローリングに窓ガラスの形が反射して、何となく、きれいに見える。


掃除をしなきゃ。


そう思っているうちに、会社の心配事を思い返す。


会いたかった人を思い返す。


やり残した沢山の夢を、もう一度掘り返す。


そうだ、僕はマンガを描きたかった、だなんて。


だれか一人でも受け入れてくれるなら、応援してくれるなら。


僕はそれだけで走り出せるような気がする。


ああ、明日が早く来ないかな。


夢に向かって一歩踏み出す、明日。

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