用語まとめ


*地祇ちぎ……山、川などの土地の神の名称。


*都城とじょう……国の中心地。今で言う都市部で、その国の文化が集う場所。国の規模によっては複数ある。


*庶人……農民のことを指す。農民と商人には身分の差があるため、分けて呼ばれている。同様に職人も別の身分として存在する。

(補足):庶人、商人、職人は同じ平民身分ではある。庶人は自由民で参政権はない反面ある程度の職業選択が出来る。庶人の中には軍に入る者もいる。一方商人と職人は職業選択の自由がなく、代々引き継いでいかないといけない。庶人>商人=職人>奴隷 と分けられている。


*貴族の世襲制度…貴族社会では長子のみが家を継げ、長子以下の子どもは家を出て政治以外の仕事を担う。例外的に王族は血筋を絶やさぬために、側室を設けて王位継承者を複数人確保する。


*護衛長…勇豪ヨンハオのことを指す。王宮の護衛に関わるすべてを取り仕切る役職。王が都城の外で活動する場合は必ず付き添う。いくさがないときの仕事はほとんどが護衛任務になるので、普段は軍備や兵士の訓練も行う。


*木簡もっかん…この国では製紙技術がなく、書をしたためるのはもっぱら木で作られた板である。誤字を直すのには板を直接削り取る手法が使われた。


*武器…基本的に青銅製。製鉄技術はあったが、それは農具に用いられていた。この国の技術的には青銅製の方が耐久性が高かったため、いくさで使われる武器に採用されていた。鎧も同様である。また、日常的に細々としたものには、木製や石製(石同士を叩いて成形)の道具も使われていた。


*武器の種類…手戟てぼこ、矛、げきに加え弓、剣がある。武器の全長は、弓を除くと 剣<手戟<戟<矛 となっている。

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