第111話 魔法のランプ3

うーん…



「願い事ねぇ…」

「ま~だぁ~…?」





…あっ



「…うん、これでいいや」

「おっ? …ゴホンッ。さぁっ、1つ目の願いを言うがよいっ」



キリッ



「この先もずっとあたしと仲良くしてください」

「はぅんっ!?」



ふふっ



「キュンとした?」

「めっちゃしたっ…」



ふぅ…



「じゃ、2つ目と3つ目の願いね」

「おぅっ? 続けて言っちゃうっ?」



キリッ



「おいしいディナーとデザートが食べたいです」

「う゛っ…、お金あったかな…」



ふふっ…



「手作りでも良いんだよ?」

「…いやっ! 行こう! オシャレしてっ!」



あー…



「そこまでの店は求めてないかな…」

「ダメっ! アタシがコーディネートするからっ! 行くよっ!」



はは…



「"(ランプの精)らしく"なってきた…」

「ほらっ! 早く!」

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