第67話 旅行編 チェックアウト1

…お忘れものはございませんか?



「だいじょ~ぶでっす」

「お世話になりましたー…。あれ? 女将さんは…?」



午後に団体のお客様が来られますので


そちらの準備に…



「ざんね~ん…、会いたかったな~…」

「女将さんによろしく伝えてくれますか?」



もちろんですっ


こちらこそ…


お客様なのに…


私の悩みを聞いていただいて…



「いいのいいのっ! "若ちゃん"と一緒にお風呂入れるなら、お姉さんなんだってしちゃうよっ!!」

「…"若ちゃん"て、"若"女将だから? …あたしもそう呼んでいいかな? 若ちゃん」



ふふっ


もちろんっ



「それにしても…、若ちゃんがまだ高校生だったとは…」

「ほんと…。女将さん、若ちゃんがあたしらと同年代とか言ってたけど…。逆にあたしら何歳に見えてたのかな…」



お2人ともお若いですから…


それに私…


老けて見えますし…


いつもお客様に"大学生?"とか言われてますから…



「ふっ、老け…」

「ないない、それは色っぽいの間違い」



そんな…


私なんて…


ただ胸が大きいだけで…



「ぐぅぅぅ…、襲いたいぃぃ…」

「まてまてまて。…若ちゃん、今から言うことをよく聞いてね?」



…!


…はいっ



「もう1回おっぱい揉ませてくださいっ!」

「違うっ! …ん? …ちょっと待て、もう1回ってなんだっ? アンタ、いつ揉んだっ!?」



あっ…


お風呂の時に…


後ろから…



「あれは良かった…。手が喜びに包まれるように…」

「オマエ…、あの時あたしがどれだけ我慢したと…」

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