第4話 ランドセル
"今日は各地で入学式が行われ、元気いっぱいの子供たちが~"
じー…
「…ここってさ、うちの近くの学校だよね?」
「…え? …あ~、ほんとだね。…今日入学式だったんだ~」
"色とりどりのランドセルを背負い~"
「うわ、めっちゃかわいい…」
「そうね~、最近のランドセルってかわいいの多いよね~」
"小学校へと続く、満開の桜の道を~"
「…あっ、あの子も」
「ほんとだっ、水色かわいい~」
"新しくできた友達や~"
…
はぁ~
「…ほんっと、最近の子は美人さん多いよね…」
「そうね~…って、顔の話?」
"お父さんやお母さんと一緒に歩く姿が多く見られました~"
「…うわ、この子のお母さん超きれい…。そりゃ美人さんにもなるよ…」
「ねぇ…、ランドセルの話してたんじゃないの?」
"…次は為替と株の値動きです~"
「…ランドセル? …してた?」
「しとるわ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます