第14話「改革の始まり」

~あらすじ~

怪我を負ってしまったアスタロト達四人は、颯真に助けられ、基地に戻るが、、、。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~帰還用入口~

ヘッドセットから通信を入れる。

颯真[司令塔!聞こえるか!こちらヴィネ!負傷者を四名連れている!]

[了解、帰還用のハッチを解放します。

そこから進入をして帰還して下さい。]

颯真[了解。]

キュイィィィィィン、、、。

ザザザザザザザザザザザザザザッ!

颯真[帰還した!]

[ハッチを閉じます。]

ウィィィィィィィィィン、、、ガッシャン。

颯真(急ぐぞ、、、ッ!)

四人をメインエリアに寝かせる。

颯真(エミカ?サンドスターの残量は?)

エミカ(約9割だよ。)

颯真(良し、、、行けるな、、、。)

ラファエル(四人纏めて行くぜッ!)

颯真・ラファエル(蘇生回復リザレクションキュアッ!)

ピカァンッ!!

聖なる光が四人を治癒して行く、、、。

アスタロト(これは、、、少年の、、、光。暖かい、、、傷が、、、癒えて、、、。)

颯真「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、、、。」

ドサッ、、、。

アスタロト「どうした!?少年!」

颯真「サンドスターを、、、使い過ぎた。」

アスタロト「まさか、、、。」

颯真「回復をするには、、、サンドスターが必要なんだ、、、それより、、、早く、、、彩月達を、、、頼む、、、。」

アスタロト「わかった、、、少年、、、

君の仲間を、、、私の同士を必ず守る!」

颯真「あぁ、、、。」

アスタロト「フェネクス!マルバス!

ラウム!誰か出られるか!?」

マルバス「僕、、、行ける!」

ラウム「僕も、、、まだッ!」

フェネクス「僕も行きます!」

アスタロト「わかった。皆、行くぞ!」

マルバス「わかった!」

ラウム「分かりました!」

フェネクス「はい!」


エレクトリックカタパルト電磁式射出機


ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

警報機が鳴る。

[接続を確認。只今より、発進シークエンスを開始します、、、。]

ウィィィィィィィィィィィィィィン。

[カタパルトに到着、、ボルテージが規定値を突破、、、体格度調整、射出タイミングをアスタロト並びにマルバスに譲渡します。]

マルバス「マルバス、出るよ!」

アスタロト「アスタロス、出るぞ!」

バチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!

フェネクス「ヴィネさん!行ってきます!」

ラウム「サンドスターが回復するまで僕達が戦いますからッ!今はじっとして下さい!」

颯真「頼んだ、、、。」

自身の柱に凭れ掛かる。

ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

警報機が鳴る。

[接続を確認。只今より、発進シークエンスを開始します、、、。]

ウィィィィィィィィィィィィィィン。

[カタパルトに到着、、ボルテージが規定値を突破、、、体格度調整、射出タイミングをフェネクス並びにラウムに譲渡します。]

ラウム「ラウム!行きまぁすッ!」

フェネクス「フェネクス!行きます!」

バチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!

???『行かなくて良いのか?』

颯真「?」

???『おっと、名乗り忘れたな。』

颯真「お前もか、、、?」

???『あぁ、私はバエル。番号は1番だ。よろしく頼む、、、ヴィネ。』

颯真「よろしく頼むって、、、姿が見えないんじゃ分からない、、、。」

バエル「すまないな、、、これでどうだ?」

カツ、、カツ、、カツ、、カツ、、カツ、。

柱の影から歩いてくる、、、。

颯真「お前は、、、。」

バエルの姿、、、それは、マルタタイガーの姿をしていて、勿論右目に召喚陣がある。

そして男性でもある。フレンズが履いていたであろうスカートは、ズボンになっていた。

颯真「タイガー、、、?」

バエル「そうだ。私がこの辺りの次元に来た時には、この様な姿になっていた。この様な姿の事を、、、フレンズと呼んだらしい。」

颯真「あぁ、、、俺もだ。」

バエル「君は違うのでは無いか?」

颯真「、、、?」

バエル「君はフレンズでありながらも、、、そうだ、、、セルリアンでもある、、、。」

颯真(バレてるな、、、これは、、、。)

バエル「確か、、クリエイターと言ったな?そうだろう、、、?」

颯真「あぁ、、、そうだ。」

数秒の間を置いて、、、。

バエル「実は私もクリエイターだ、、、。」

颯真「!?」

バエルは、背中から翼の様な剣を出現させ、アーマーは人型機械の様な姿だ、、、。

バエル「私の姿はこの様な単調の姿だが、、私は単純な戦闘能力は高い、、、。」

颯真「俺とは全く別の、、、一線を画す存在なのか、、、?お前は、、、。」

バエル「そうか、、、君は周りの力で戦っている様な物か、、、私と違って。」

颯真「どういう事だ、、、ッ!?」

バエル「私は幼い頃から一人だった。両親は他界し、友人と呼べる友人も居なかった、、私は生きる為、盗み、奪い、殺人を犯した。私にはそれしかなかった。」

颯真「、、、。」

バエル「君はまだ私の悲しみ等知らない

だろう、、、親しき者が居ない悲しみを。」

颯真「あぁ、、俺はまだ経験をして居ない。でも、、、寄り添う事は出来る、、、。」

バエル「、、、。」

颯真「俺は一度死んで、また死んで、、、

幾つか死んだ中で、掴んだ、、、。」

バエル「何を掴んだのだ、、、?」

颯真「力を。」

バエル「まさか!死んだ事で力を手に入る等ありえない、、、。」

颯真「これを見ても、、、か?」

瞳が、、、星の様に、、、並んで、、、。

バエル「何、、、?」

颯真「これが、俺が死んだ事で手に入れた

力だ、、、。」

バエル「書籍で見た事がある、、、肉体が

一時的に死を迎えた時、、普通では起きない力が付与される、その者にしか現れない、、絶対的な力、、、ッ!」

颯真「書籍にあるのが驚きだが、、、。」

バエル「欲しい、、、。」

颯真「?」

バエル「その力が、、、欲しいッ!」

ワクワクしている、、、。

颯真「わ〜お、、、。」

バエル「君には私の知らない何かがある!」

颯真(逃げよ、、、。)

スタッ!

バエル「待ってくれ!」

スタッ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~逃走中~

バエル「君のその力を私が使えば、きっと

全てを支配出来る!」

颯真「いやいやッ!渡さねぇからッ!!」

バエル「何故だ!支配が出来れば世界は平和になる!私の様な者も生まれないッ!」

颯真「確かにそうだが、、、ッ!支配は平和では無く恐怖を生むッ!支配だけじゃ、世界は平和にならないッ!」

バエル「ッ!」

その時ッ!

ガギンッ!

颯真「!?」

?????「ねぇバエル、まだ俺との決着が付いてないけど、、、?」

バエル「お前は、、、バルバトスッ!」

バルバトス「また他の強い人に喧嘩売って、そんなに俺と戦うのが嫌、、、?」

バルバトスの姿、それは、フォッサである。ただバエルと同じく男性でスカートがズボンになっている。また、右目も同様に黒く、

バルバトスの召喚陣がある。

バエル「えぇいッ!どけッ!今はこの少年と戦いたいんだ!対決なら後でだな、、、。」バルバトス「嫌。今じゃなきゃ、嫌。」

颯真「えぇ、、、?」

バルバトス「ごめんね、横入りして、、、

でも、俺が先だったから。」

シュタッ!

颯真(速いッ!?)

バルバトス(Steel tail butt鋼鉄の尾突き。)

なんとバルバトスは尻尾を使って、バエルの胴体に突きを繰り出したッ!

バエル「その程度の攻撃で、、、ッ!」

太腿に格納された剣を使い的確に攻撃を防ぐ

がバルバトスは次の攻撃体制に入っていた!片手で大型のメイスを振り回して、バエルに攻撃する!その大きさは、なんと全長2M!

バルバトス「ハァ、、、ッ!」

ドゴォンッ!!

バエル「ふんッ!」

しかしバエルも機動力を生かし、メイスを

意図も簡単に避けるッ!

バエル「その攻撃はもう見切った筈だ!」

バルバトス「じゃあ、これならどう?」

メイスを棒高跳びの棒にして、高い打点から鋼鉄の尾突きを繰り出すッ!

バエル「想定の範囲内だ、、、ッ!」

颯真(逃げよ、、、。)

タッタッタッタッタッタッ!

バエル「待てッ!」

バルバトス「お前の相手は、、、俺だッ!」

カキーンッ!

バルバトスが振り抜いた巨大なメイスは、

見事にバエルの胴体に命中して壁に

打ち付けられるッ!

バエル「ウォッ!!」

ドカァンッ!

バエル「クソっ、、、ッ!」(アーマーが

無ければ即死だった、、、ッ!)

バルバトス「さて、、、決着を付けよう。」


~エレクトリックカタパルト~


颯真「司令塔!聞こえるか!?」

ピピッ、、、ピーッピピッ!

[はい、なんでしょう、、、?]

颯真「出撃するッ!」

[了解、カタパルトを準備します。]

ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

颯真(早くしてくれ、、、ッ!)

カタパルトの台が降りてきた。

颯真(早く、、、早くしろッ!)

[カタパルト、準備完了しました。]

颯真(ユニオンフレンズ、始動ッ!)

キュイィンッ!

エミカ(稼働率、75%だよ!)

颯真(前回より稼働率が落ちてるが、、、

サンドスターの残量が関係しているのか?)

セリアン(その可能性が高い、、、しかし、何故だ、、、?稼働率がここまで低くなる

のは初めてだ、、、本来なら80~85%が普通だ、、、サンドスターの残量とはまた別の何かが関係しているのか、、、?)

颯真(それより、早く出撃だッ!)

[カタパルト、射出準備、、、。]

ガシャンッ!ガシャンッ!

両足を接続する。

ウインウインウインウインウインウインッ!

ガシャンッ!

[カタパルトに到着、、ボルテージが規定値を突破、、、体格度調整、、射出タイミングを、ヴィネに譲渡します、、、。]

颯真「了解!ユニオンフレンズ、ヴィネッ!行くぜッ!」

バチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!

キランッ!キュイィィィィィンッ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~同刻、アスタロト組~

アスタロト「大丈夫か!皆!」

フェネクス「只今到着しました!」

マルバス「皆大丈夫?」

ラウム「お待たせしましたァッ!」

四人が飛んできた!

フォラス「アスタロト様ッ!」

アスタロト「大丈夫だ、少年が治癒して

くれた、、、しかし、少年が居ないとここは持ちそうにないな、、、。」

彩月[それなら大丈夫だ!あいつなら必ず

ここに来るぞ!]

アスタロト[確証があると言うのか、、?]

彩月[あぁ!あいつはそこまで弱虫じゃねえからなッ!それまで何とか持ち堪える!]

アスタロト[わかった!彼を信じて、、、

私は戦うぞッ!]

フェネクス[はい!]

マルバス[わかったよ。]

ラウム[分かりましたァ!]

アスモ[そうだね!]

彩月[良し、、、行くぞッ!]

その超巨大な四足歩行型セルリアンは、

轟音の足音を鳴らしながら、ある場所に

向かっていた、、、。

彩月[大鎌で足を切り落とすッ!]

大鎌を使い、四つある内の一つに攻撃する!

彩月[ハァッ!!]

ガギンッ!

彩月「!?」

しかし大鎌の刃は通らなかった、、、。

彩月[駄目だッ!大鎌の刃じゃ通らないッ!だから物理が効かないのかもしれない!]

アスタロト[物理無効なのか、、、?ならば私が行くぞッ!]

アスタロトはクリエイター形態となり、

ブラスターで攻撃するッ!

ズキューンッ!!

アスタロト(サンドスターを使った

エネルギーの弾ならばッ!)

バキバキッ!!

セルリアン「グォン、、、グググ、、、ゴゴウヴン、、、ッ!」

脚が鋼鉄の様にしなり、音がなる!

彩月[効いてるぞ!]

アスタロト[誰か私と少年以外に特殊攻撃を扱える者は居るか!?]

彩月[すまん!俺は物理しか出来ない!]

マルバス[僕は行けるよ。]

ラウム[僕も行けますッ!]

アスモ[私もちょっとねぇ〜、、、。]

フォラス[私も駄目です!]

フェネクス[僕もですッ!]

アスタロト[良し!私とマルバス、ラウム、少年以外は下がれ!他はパークにいる

セルリアンを排除してくれ!]

彩月[わかった!]

アスモ[わかったよ〜。]

フェネクス[分かりましたッ!]

フォラス[行くぞ!]

彩月[あぁ!]

アスモ[はいよ〜!]

フェネクス[はい!]

四人は他の地方へと飛び去った、、、。

アスタロト(来てくれよ!?少年ッ!)


~服従と憎しみ~


同刻、颯真は海上を飛んでいた。

颯真(早くしなければ、、、ッ!)

その時ッ!

ババババババババババババッ!!

颯真「!?」

????「良く避けたね、、、。」

颯真「お前は、、、ッ!?」

????「私はセーバル、、、でもセーバルじゃない、、、それが私、、、。」

颯真「お前は俺の邪魔をしに来たのか!?」

セーバル「そう、、、でも違う。」

少し間を置いて、、、。

颯真「どういう事だ、、、?」

セーバル「私は君を倒しに来た、でも本当は違う。」

颯真「???」

セーバル「私は君と戦う、でも倒すのが目的じゃない。」

颯真「その言い回しやめてくれ。」

セーバル「わかった。」

と、そう答えて話を続ける。

セーバル「君が一番可能性を持っているから私が引き出しに来たの。私は、止めたい。」

颯真「止めるって、、、何を?」

セーバル「戦争。」

颯真「戦争、、、確かにこの現状を現すには相応しい。セルリアンとそれ以外での戦争。今パークのあちこちには戦火が上がっているんだ、、、罪の無い人達を救う為に、、、。

だから、俺達は戦争を止めたい。」

セーバル「そう、、、私は君が覚醒する為に君と戦う、、、君は?」

颯真「覚、、、醒、、、?」

セーバル「一度覚醒したんじゃ無いの?」

颯真「なんでそれを、、、。」

セーバル「女王がね、、、?」

颯真「まさか、、、あの時、、、ッ!」

セーバル「見ていたよ、、、?」

颯真「お前に、、、意思は無いのか?」

セーバル「意思、、、意思は無いよ?私は

ただ女王に従うだけ、、、そう、、、私に

取って女王はマスター支配者、、、。」

颯真「すまないが、、、急いでるんだ!」

エミカ(どうするの?)

颯真(ウイングで振り切るッ!)

装甲が変化する!

颯真(ユニオンフレンズウイング!)

セーバル「おぉ、、、飛行形態、、、。」

颯真(見抜かれたか、、、でもッ!)

キュイィィィィィンッ!

一気に加速してセーバルを引き離す!

セーバル「その程度の加速で私が引き離せるとでも思ったの?」

颯真「時速100kmだが、、、!?」

セーバル「その程度じゃ私より速いとは

言えないね、、、?」

颯真「ならッ!」

武装を全て展開してセーバルに攻撃しつつ、自身は軽くなった事で更に加速するッ!

バシュンッ!バシュンッ!

セーバル「これが、、、加速形態、、、?」

展開した数は、ブレード八機、シューター

四機、シールド二機ッ!

セーバル(避け切れないッ!)

バシュンバシュンッ!ブンブンッ!

ブッピガンッ!!グググ、、、ッ!

セーバル(シールドで挟み込んで、、、ッ!駄目ッ!避けられないッ!)

セーバルの胴体をシールドで挟み込むッ!

颯真「、、、。」

シューターでセーバルの石を狙っているが、チャージせずに構えている、、、。

セーバル「どう言う事、、、?」

颯真「撃たれたくないなら攻撃するな。」

セーバル(私を試してるの、、、?)

颯真「急いでるんだ、邪魔しないでくれ。」

そういい、武装を解除した。

セーバル「、、、。」

颯真(ふう、、、何とかなった、、、。)

エミカ(急ぐよ!)

颯真(了解!)

キュイィィィィィンッ!

セーバル(失敗した、、、。)

??(何、気に病む事は無い。これも我が

計画の一部だ。)

セーバル(私が失敗する事を、、、予期

していたの、、、?)

??(成否は関係無い。ただ、着実に覚醒に

近付いている、、、。)

セーバル(覚醒したら、、、。)

??(彼は必要無い、、、再現するだけだ。そう、、、我の能力は完璧なのだ、、、。)

セーバル(わかった、、、。)

??(次はハンターズ達だ、、、頼りに

しているぞ、セーバル。)

セーバル(わかった。)

一方、、、颯真は仲間達の所向かっていた。

颯真(まだかよッ!)

エミカ(味方の位置まであと10km位

あるからまだまだかかるよッ!)

セリアン(三時方向から敵が接近している!数は1、、、これは、、、!?)

颯真(また敵!?)

????「みつけたぞッ!」

ドスの効いた声を響かせて現れたのは、、。

颯真「お前はッ!あの時のッ!」

????「お前が、、、箱の鍵、、、ッ!」

颯真「箱の鍵!?なんだそれはッ!」

????「パンドラの箱を開ける鍵だッ!」

颯真「俺が鍵!?」

????「そうだ!私は、、、お前をッ!」

颯真「そもそも鍵って何だよ!?」

????「そうか、、、知らないか。」

颯真「、、、。」

????「あれは今から数億年前、、、私達は天に使える為に各々の得意を磨いていた。そして、それから数年後、、、私はパンドラの箱がこの世界にある事を知った、、、。」

颯真「その鍵が、、、俺なのか、、、?」

????「そうだ、、、それと同時に、、、人間に騙され、奪われたッ!命もだッ!」

颯真「まさか、、、ッ!」

????「奴はバエルと名乗った、、、ッ!私は、、、奴をッ!」

颯真(これが、、、現実なのか、、、ッ!)

????「だから私はこの世界を、、、破壊するッ!神が止めようと私は止まらない!」

颯真「お前は、、、ッ!」

????「私はお前を使い、、、この世界を滅ぼし、、、私の様な者が居ない世界を創る為に、、、お前を倒すッ!」

颯真「なら、、、俺は憎しみに取り憑かれたお前を助ける為に、、、世界を守る為にッ!お前を、、、倒すッ!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~オーバードライブ~

二人は空中戦を繰り広げていた。

颯真「ハァッ!!」

ブォンッ!

ウイングブレードを振り抜き攻撃する!

????「ッ!まだだッ!」

赤い槍で攻撃を防ぐッ!

颯真「グッ!」

剣と槍の攻防が繰り広げられるッ!

????「お前が私の手元に来れば箱を開く事ができるッ!」

ガギンッ!

颯真「駄目だッ!この世界に生きている生物の尊厳を、、、お前はわかってないッ!」

バキンッ!

????「知るか!私は世界を作り替え、

神となるッ!抵抗するなら、、、お前を瀕死にしてでも連れてゆくッ!」

ガンッ!

颯真「この世界に、、、神は居ないッ!」

????「だから私が神として君臨する!」

ガギンッ!

颯真「天使だろうが悪魔だろうがッ!」

バキンッ!

颯真「神には、、、なれねぇんだよッ!」

グサッ!

????「グッ!」

颯真「神なんか居なくてもッ!人は、、、!人間は、、、ッ!」

バキン!

????「その思想が、、、世界を、、、

未来を歪めるッ!」

グサッ!

颯真「グヴッ!」

????「神として君臨すれば、私の様な者も生まれず、世界はッ!」

颯真「違うッ!お前はお前のエゴを押し

通しているだけだッ!そんなの、お前だけの理屈じゃねぇかッ!お前だって、、、、ッ!

天使だろうに、、、ッ!!」

????「ならばこれはッ!憎しみを持つ者達の声だァァァッ!」

バキンッ!

颯真「グッ!まだだッ!」

『この世界が、悪意に満ち溢れていると

言う事は、、、』

颯真「お前は間違ってるッ!」

????「何が違うッ!」

ガンッ!

『私が願う世界にはならなかった様です。』

颯真「お前は憎しみだけで世界が救えると

勘違いしているッ!」

????「だからなんだッ!」

ガンッ!バキッ!

『世界はまだ、、、争う事を辞めず、、、』

颯真「人の未来は、、、人が創る物だッ!」

????「違うッ!人は自身の未来をその手に掛け、自身で滅ぼす愚かな生き物だッ!」

ギギギ、、、ガンッ!ガンッ!

『憎しみが憎しみを呼び、、、終わらない

戦争を続けています、、、』

颯真「違うッ!」

????「そうだッ!だから人を超えた力がいるのだッ!人は神じゃないッ!」

バキンッ!バキンッ!

『でも、私はまだ、、人類を信じて、、、』

颯真「グッ!お前の考えは間違ってるッ!」

????「私は憎しみを持つ者達の恨みを

晴らす為にここに居るのだッ!」

『力を、、、託してみようと思います。』

颯真「グッ!憎しみだけで世界は救えない!お前は、、、ッ!」

????「私は、、、ッ!」

ブンッ!ガギンッ!ブンブンブンブンッ!

片方の剣ば弾かれるッ!

『だからこそ、、、今だからこそ、、、

世界は、、、人類は、、、』

????「神だァッ!!」

颯真「グッ!」

ブンッ!ガギンッ!ブンブンブンブンッ!

もう片方の剣も弾かれるッ!

????「もらったァッ!」

颯真「はっ、、、ッ!」

『変わらなければならないのですから、、』

キュイィィィィィンッ!

ブンッ!

????「何!?」

颯真「これは、、、ッ!」

体が、、、白い、、、。

エミカ(え!?)

セリアン(何故、、、?)

颯真(オーバー、、、ドライブ、、、。)

????「どの様な方法が知らないがッ!」

フォンッ!フォンッ!

????「何ィ!?」

颯真「ハァッ!!」

ガンッ!ガンッ!バキッ!バキバキッ!

天使に向かって猛攻を仕掛けるッ!

????「グッ!」

颯真「うぉぉぉッ!」

ガンッ!

????「何なのだ、、、この力はッ!」

距離を取って逃げるッ!

颯真「逃がすかァッ!」

フォンッ!

????「ふんッ!」

彩月「颯真ッ!」

颯真「彩月!?」

オーバードライブが解除される、、、。

彩月「お前、、、こんな所で、、、。」

颯真「それより大変だ!」

彩月「?」

颯真「あいつ、パンドラの箱を開けるとか

言い出して、、、ッ!」

彩月「何、、、!?パンドラの、、箱!?」

颯真「そうだ!」

彩月「颯真、お前はアスタロト達を援護してやってくれ、、ッ!こいつは俺が倒す!」

颯真「わかった!」

そう言い、飛ぶッ!


~死と月の天使~


????「お前は、、、ッ!?」

彩月?「あれから随分堕ちたな、、、。」

????「まさかッ!」

彩月?「名前は、、ズリエル、だったか?」

ズリエル「何故私の名前をッ!?」

彩月の瞳が、青く、星の様に並んで、、、。

ズリエル「その力、、、ッ!」

彩月?「そうか、、、辛かったよな、、、

寂しかったよな、、、耐え難いよな、、。」

そう言い、、、血涙する、、、白い洋服を、赤く、、、紅く、、、彩る。

彩月?「でも、もう大丈夫だ、、、。」

ズリエル「!?」

彩月?「さぁ、、、こっちへ、、、。」

ズリエル「くっ、、、来るなッ!」

彩月?「罪を感じる前に、、、さぁ。」

ズリエル「、、、。」

瞳の光が、、、消えた、、、。

彩月?「そう、、、それで良い、、、。」

耳元で囁き、、、ズリエルを抱きしめて、、そして、、、優しく、、、。

彩月?「おやすみ、、、。」

グサッ、、、。

鎌で心臓を突き刺す、、、。

ズリエル「、、、。」

静かに、、、瞳を閉じた、、、。

彩月?「お疲れ様、、、。」

ズリエルの体が粒子化して行く、、、。

彩月「うっ、、、俺は、、、何を、、、?」

その時には、服や手に付いた血は消えて

無くなり、その場所に留まっていた。

彩月(それよりも、速く行かなければッ!)

ヒュンッ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~四人で共闘~

ラウム「あれは!?」

マルバス「来たね、、、?」

アスタロト「来たッ!」

颯真「皆ッ!」

ラウム「遅いですよッ!」

マルバス「遅刻だよ。」

アスタロト「少年!」

颯真「遅れてすまないッ!それより敵は?」

アスタロト「予想以上に敵が固く、、、。」

颯真「わかった。それだけ解れば良い。」

アスタロト「何!?」

颯真(エミカッ!)

エミカ(待ってましたッ!)

颯真[皆!時間を稼いでくれッ!]

アスタロト[倒す方法があると言うのか?]

颯真[一撃だけだが、、、行けるッ!]

少しの間を置いて、、、。

アスタロト[わかった。私は少年を信じて

いるぞッ!]

マルバス[生意気だけど、、、それしか無いみたいだね、、、わかった。]

ラウム[僕も信じてますッ!]

颯真[皆、、、。]

アスタロト[では、行くぞッ!]

他3人 [おーっ!]

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!

[第三ハッチOPEN 、、、。]

ウィーーーーーーーーーーーーン、、、。

ガシャンッ!プシューッ!

[UF-U008 F-15E“EMIKA”、スタンバイ。]

エミカ[了解!エミカッ!いっきまーす!]

バチバチバチバチバチバチバチバチバチッ!

シュゥーンッ!

[射出完了、、、。]

エミカ(今行くからね!待っててッ!)

キュイィィィィィィィィィィィィィンッ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~激戦~

颯真(よし、エミカが発進した!)

セリアン(時間を稼ぐぞッ!)

ウイングで超巨大な四足歩行型セルリアンを攻撃するッ!

アスタロト(これが、、、少年の、、、私達もするぞッ!)

????(わかりましたッ!)

アスタロト[これが、我が盟友が創りし

メサイアの奥義ッ!!]

キュイィィィィィィィィィンッ!

颯真[何!?]

アスタロト[久しぶりに使ったが、、、稼働するには問題ない、、、。]

颯真[あれは、、、オーバードライブ、、、確か、、、アルしか使えない筈、、、。]

アスタロト[私も聞いていた、、、。]

颯真[はっ、、、まさか!]

アスタロト[どうやらクリエイターにしか

聞こえないらしい、、、。]

颯真[まさかとは思って居たが、、、。]

アスタロト[私もクリエイターだ。]

颯真[そうか、、、行くぜッ!]

バシュンッ!バシュンッ!

シューターで足を攻撃するッ!

アスタロト[喰らうが良いッ!]

ブラスターで同じ箇所を攻撃する!

ラウム[僕達も行きますよッ!]

マルバス[さて、、、僕もやろうかな。]

ラウム[やるって、、、何を?]

マルバス[合体。]

ラウム[えぇ!?]

超巨大な四足歩行型セルリアンを倒す為に、

四人は立ち向かって行くッ!

次回に続くッ!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

~後書き~

そういえばタイムリーな話、何故か

『強欲と色欲の悪魔達』の回が一番PVが

ぶっちぎりで、、、多いんだけど、、、

どう言う事だ、、、?作者が困惑するわw

さて、次々に明かされて行く謎ですが、

次回から急展開になるかも、、、?

お楽しみにッ!

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