第17話 再生魔法とその効果?
ちようど手が空いていたミンジュン達はメアリーから話を聞き、顔の火傷の怪我を治してもらえる事におおいに喜んでくれた。
でもやっぱりあの童2人の事が気になるみたいね
「しっかしあの2人はなんだ?見慣れないカッコだなあ?」
「ちょっと態度デカいしね」
「すいません、ここしか行く所がなかったもので」
店のテーブルを囲み退屈そうにしている3人
「雰囲気はまあ良いが客足が無さそうな店じゃのう
おう店主よこの店のオススメは何なのじゃ
はよメニューを持って来んかー!」
「オイっカエナ俺達ラッキーだな婆さんの奢りで腹一杯食ってやろうぜ」
「よっしゃ!ジャンジャン持ってこーい!!」
「コラっ! 儂は奢る何て一言もいうとらんぞ
何がよっしゃじゃお主ら何の役にも立っとらんじゃろうがまったく……
まずメアリーよ お主の火傷と足の怪我じゃな」
メアリーを呼ぶとアンリは右手に着けていた腕輪を外したその瞬間、彼女の身体から巨大な魔力が滝のように溢れ出てきた。
「先生!?」
どうやらメアリーも感じとったようね?
何かしらこのアンリとかいう少女からもの凄い力を感じるわ?
「
アンリが手を広げると、魔力の渦が発生した。
厨房にいたメアリーは吸い寄せられるかのようにアンリの手にピタリと引き寄せられた。
「
メアリーは青白い光りに包まれ、強く輝き出した。
「ホイ終了じゃよ!とりあえず試しに歩いてみるが良いぞ」
そこには東欧あたりにいそうな美少女になったメアリーがいた。髪もサラサラな亜麻色のショートカットになり、身に付けていた服も汚いボロ布から現代風なカッコに変わってるし……
信じられないわね? 一体どんなカラクリなのかさっぱりわからないけど1つ言える事はアタシ達じゃこのアンリとかいう少女には遠く及ばないって事かしらね
ちなみにサジとカエナは驚きのあまり、口を金魚みたいにパクパクさせているので見ていて面白いわね。
「うわー彼女すっごく可愛くなったね! さっすが彼氏いない歴史2000年だねぇサジ」
「おうよ伝説の魔法オババってか」
ゴツン!!
サジとカエナの頭からでっかいコブができた。
「全く失礼なガキ供じゃのう」
アラっやっぱりそうなんだ!子供にしてはどうも何か言動や仕草がおかしいと思っていたのよね。それにしても2000歳以上って…… 一体どんだけ長生きしてんのかしらねー! ちょっと気になるのでまた後で聞いてみるか?
メアリーは嬉しさのあまり店内を歩き回り厨房にヒョコっと顔を出した。アラっ彼らの反応が面白そうだからついて行ってみようかしら♪
ミンジュンは出来た料理をテーブルへ持って行こうと皿へ手を伸ばしたままプルプルと固まっている。
「わぁミンジュンさんの料理すごく美味しいそうですね、よかったら私がお皿持っていきますよ」
ミンジュンとカイラはお互いに顔を見合わせてメアリーに指差して来た。
「えっメアリーさん……なの……嘘だろ」
「おっ随分と可愛くなったじゃないか」
「先生、ミンジュンさん!私、顔の火傷と足が治り普通に歩けるようになりました。」
ミンジュンとカイラはメアリーに駆け寄り、感動のあまり彼女を抱きしめて撫で回した。
「良かった〜本当に…… これでもう大丈夫キミはこれからがスタートだよ! 頑張ろうね。ボク達も出来る限り協力するからね」
「オオッ、火傷が治って良かったな!これで普通に学校へも行けるな」
そこへツカツカとアンリ達が厨房へと入って来た。
「ついでにステータスも少々いじっといたぞい お主自身で確認するが良いぞ」
メアリーは鑑定で自分のステータスを確認した。
———————————————————————
メアリー
クラス 村人
Lv6
HP99 MP99 SP99
攻撃140 守り150 速さ160
探索Lv3、鑑定Lv2、
エア・クイック・シールドLv3、
炎耐性Lv2、毒耐性Lv2
装備
隼の腕輪、レギンス、勇者のペンダント、
短パン、旅人の服
加護:古の精霊の加護、古の魔女の加護
称号:勇者の証
進化:条件を満たしていません
———————————————————————
「どうじゃワシの力でお主の潜在能力を強引に引き出させたんじゃぞ。それとあと装備はワシが大昔に使っておった物をくれてやるわい」
メアリーはアンリから貴重なアイテム、武器や防具が入った
すごいわね。ホントに……
魔女っ子婆さんのステータスを見てやろうかと思い
メアリーはエプロンを付けてミンジュン達が作った料理を慣れない手つきで皿に乗せる。
テーブルに置かれた料理を真ん中の歯がないカエナと坊主頭のサジはもの凄い勢いでバグバグ食べ始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます